一田憲子の「おへそのすきま」ブログ -40ページ目

イベントとジャム

$一田憲子の「おへそのすきま」ブログ























芦屋でのイベント、無事終了いたしました。
台風の中、だ~れも来てくださらなかったらどうしよう・・と思っていたのですが、
みなさん雨の中、足を運んでくださって、本当に感謝です。

イベントの詳しい様子は、雨宮さんが「おへそブログ」で
ルポしてくれているので、そちらでみてみてください。

台風一過。
東京は、やっと青空が広がっています。
風はもう秋の気配。
あっという間に9月ですもんね。

さて、昨日こんなジャムが届きました。
アプリコットとラズベリー。
ラベルは、なんと、木版で手作りしたものなんですって!

これは、「おへそ12」のモーネ工房さんのページで「記憶の記録」として
紹介したひとり、吉川玲子さんが送ってくださいました。

吉川さんのお宅に取材に伺ったとき、お庭を見てびっくり!
いろんなお花を育てていらっしゃるんですが、
その傍らにビニールハウスがあって、中には、トマトやメロンが!!!
ご主人が水耕栽培で育てているんだとか!
そんな植物の成長を毎日色鉛筆で記録する。
それが吉川さんのおへそでした。
吉川さんのその絵がまたすばらしい!

絵なんて習ったこともない、とおっしゃるんですが、
色鉛筆で丁寧に書き留めた葉っぱや、花びらや、雌しべ雄しべや、実など
そのディティールが繊細で、本当に美しいんです。

寝る前に、1時間かけて絵を書くとおっしゃっていましたが、
忙しい毎日の中で、絵を描くことに1時間をとるって本当に大変なことですよね。
でも、その1時間というたっぷりとした時間があるからこそ
あの素晴らしい絵が生まれてきたのだなあと思いました。
そして、その1時間が、吉川さんご自身にとっても
かけがえのない時間だから
あの絵に美しさが宿るんだろうなあとも・・・。

で!
吉川さんは、ご主人のお仕事を手伝っていらっしゃるんですが、
その仕事の関係で毎月安曇野に行かれるそうです。
その安曇野で、毎年ジャムを作って
仲間み~んなにお裾分けするんですって。
それを私にも送ってくださったというわけ。

ラベルがあまりにもかわいくて、あけるのがもったいない!
しばらくは、このまま眺めてから
もう少ししていただこうと思います。




おへその裏話&芦屋のイベント明日です!

みなさ~ん、
おへそ12は、もう読んでくださったでしょうか?
(しつこい!!)


さて、今日はおへその裏話第二段


今回の巻頭特集は中谷美紀さんでした。
美しいですよね~。
最近では、テレビドラマの「仁」に出ていらしたのが印象的。
ちょっと前には白州正子さんを熱演していらっしゃいましたよね。

さらに、
インドに一人旅に出かけて、
その体験を綴ったエッセイ「インド旅行記」も
す~っごく面白いんです。

取材当日、スタジオにて、
私とアマミヤさんは、
「そろそろいらっしゃる時間だから、1階に(スタジオは3階か4階?だった)
 お迎えにいこうか?」
とエレベーターに乗り込んだのでした。
で、1階について扉があいたら!!
そこに中谷さんがいらした!!!
「あっ!」
と思わず声がでちゃった私たち。
「え~っと、あの~、おへそのいちだです」
って挨拶して、
一緒のエレベータにのりました。
中谷さんは、撮影で使う小さな植物を箱に入れてかかえて持っていらして、
すご~い上品な笑顔で微笑んでくださったのでした。

お話をしてみたら、
ほんとにしっかりされていて、
自分の考えをちゃんと話してくださいました。
でも、なにより印象に残ったのは、
その言葉遣いの美しさ。
私よりず~っとお若いんですが、
いわゆる「ため口」は一切なし。
すべて丁寧な、とても美しい言葉でお話されます。
何かの本に
「無理してフランクに話そうと思ったけれど、かえって不自然になってしまったので、
やめました」
と書いていらっしゃいました。

そして!!
中谷さんがおっしゃったのも
やっぱり、先日書いたのと同じ、
自分の手放し方だったんです。
それが、
「勘まかせ」
というおへそ。

今度出演される舞台も楽しみです。


さてさて、明日はいよいよ兵庫県、芦屋市の「スペースR」でのイベントです。
1回目は満席ですが、2回目は、まだ入れるそうです。
このイベントでは、
モーネ工房の井上さんの「公開インタビュー」をしながら
人の話を「聞くこと」の大切さなどについて、
ちょこっとお話できたらいいなと思っています。
お近くの方!
当日参加でもいいので、よかったらぜひ!!


おへそ12発売&らっきょうの思い出

$一田憲子の「おへそのすきま」ブログ



じゃ~~~~ん!!
発売されました~~~!!
「暮らしのおへそ vol12」です。

チョコレート色とぶどう色の組み合わせ、いかがでしょう?
(写真では青に見えるけど、きれいなバイオレット色です)

秋らしくて、なんとなくおいしそうでしょ?

帯には
「自分の力で頑張るよりも、
 流れにプカプカ身をまかせて
 それで見つかる『おへそ』もある」

と書きました。
そう!
今回のおへそのテーマはこれなんです。

今まで、自分の道は自分で決めるもの、
と思っていました。
でも、今回出演してくれた「おへそ」の持ち主たちは、
ある程度のところまでがんばったあとに
「この先の道は、神さまにおまかせ!」
ってすべてを手放しちゃうんです。
すごいなあ。
今回、私がいちばん感動したのが
この手放しっぷりでした。

どんな風に手放したのか?
どうして手放せたのか?
手放した結果どうなったのか?

ぜひぜひ本誌で読んでみてくださいね。


さて、では恒例のおへその裏話を!

今回の取材の中で、いちばん思い出深いのが、
たまちゃんこと、たくまたまえさんの取材でした。

主婦なんだけど、
「たまちゃんの保存食」という本も出されていて
実は「おへそ9」でご紹介した
n100の橋本靖代さんのふたごの妹さん!

常に季節の素材で保存食をつくっていて、
つい最近きたメールには、
葉唐辛子の佃煮と、黄桃のコンポートをつくったんだとか。

この取材の頃は、
ちょうどらっきょうをつける時期でした。
で、
1日らっきょう漬けに密着取材。
みんなで1日かかってらっきょうをむきにむきまくりましたよ!
さきっちょを落として
薄皮をむいて。
これが、ほんとにちまちました作業で時間がかかる!
でも楽しいんだなあ。

実は、たまちゃんと私はおなじ歳。
「たまちゃんとのりちゃんで、”のりたま”だね!」
とすっかり仲良しになりました。

たまちゃんの半径500メートル以内のおへそ、
いろんなことに気づかせてくれます。

ぜひぜひじっくり読んでみてくださいね。




いよいよおへそ12 発売です

ちょっとバタバタしておりました。
出張行ったり、原稿に追われたり・・・。
明日からは関西出張です。

そして!!
いよいよ「暮らしのおへそ vol12 」
あさって31日発売です。

毎回おへその表紙を楽しみにしてくださっている
読者の方が多くて
とても嬉しく思います。
今回は、
あの「腹ぺこブログ」の
馬場わかなちゃんが表紙の写真を撮ってくれました!

秋らしく、
かわいくて、
ちょっと大人っぽくて
そしてふわりと舞い上がりたくなる表紙です。
ぜひぜひ本屋さんで見つけたら手にとってみてくださいね。


毎回この時期がいちばんドキドキします。
そして、もしよんでくださったら
またこのブログに
感想などお寄せいただけると嬉しいです。

今回のおへそについての
いろんな思いは
本が発売になってから
徐々に書いていきたいと思います。
まずは、みなさんのお手元に届いて
見て、読んでいただいてから・・・・。

ああ、ドキドキする~!!
あさって、みなさんどうぞ、おへそを探しに行ってくださいね。

イベントでお会いしましょう!

朝、さむっ、と目が覚めました。
あの猛暑がついこの間だったとは信じられないほど
涼しい毎日が続いています。

さて、さて。
先日お知らせした芦屋でのイベントですが、
着々と申し込みが集まっているようです。

で!
次号のおへそで紹介する
あの人や、この人からも
「行けたら行きます!」
とご連絡がありました。

そう、
今回のおへそには、関西在住の方を何組かご紹介しているのです。
会場で
おへその持ち主と会えるかも!ですよ~。

まだ申し込み可能なので、
ぜひお近くの方はいらしてくださいね。

数年前、
同じ芦屋のスペースRで、私個人の展示会&トークショーを
させていただいたことがありました。

そのとき、兵庫県の山の奥のほうから、
きてくださった読者の方がいました。
ずいぶん長い間会場にいらして、
思い切って声をかけた
っていう感じて、
話しかけてくださいました。
私の「扉をあけて、小さなギャラリー」という本の
ワンフレーズに対して
「どうして、こう言えるのですか」って。

そのことに
と~っても感動したことを覚えています。
たった1ページのワンフレーズのことを
こんな風に真剣に考えてくれる人がいるんだって。

普段は読んでくださる方の顔は見れないし
校了して、本屋さんに並んでしまった後は
社会人になった子供を見送るように
背中を見つめることしかできないけれど、

どこかの街のどこかの家で
私のかいた文章を読んでくださっている人がいる、
とすごくリアルに実感できたのでした。


なので、読者の方と直接お会いできる
こういうイベントのような機会を
大事にしていきたいなと思っています。

そして、お会いできたみなさんの
声を聞かせていただけたら
嬉しいなと思っています。