「わたしを支えてきたもの」
冷たい風が吹いたり
白いものがちらついたりすると
わたしの瞼に
浮かんでくるものがある
わたしの心に
閃いてくるものがある
それは親たちの歎きのなかに
消えていった
童子たちの墓に
乳をしぼっては
振りかけている
母の姿である
乳が多くて
乳が出すぎてといって
乳もたっぷり飲まずに
あの世へいった
幼い者たちの小さい墓標に
温かい乳を
振りかけている
母の心である
共同墓地は田んぼのなかの
道ばたにあった
一本の木もなく
ただ墓石だけが
かたまって建っていた
わたしの四つのころだから
母は三十を少し出たばかりであった
ああ今にいたるまで
大きくわたしを支え
導き励ましているものよ
愛に溢れた名画のように
坂村真民
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
今日も命を授けていただきありがとう (^-^)
二度とない人生
だから 今日が大事、今日が大切
明日もいい日でありますように 【合掌】
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