冬の子朝の子
わたしが生れたのは
きっと夜明けに近い
三時三十六分ごろであったろう
どうしてそう考えるかと言うと
わたしはこの時刻が
一番好きだからである
それはまた野鳥たちが
目を覚ます時間でもある
酉年生れのわたしは
小さい時から早く目覚めた
父も母もまだ眠っているのに
ひとり目を覚まして
いつも夜明けを待った
庭には村一番の
大きないちいの木があって
そこにはいつも
ふくろうが住んでいた
わたしは夜明けを悲しむ
ふくろうの声をきいて
鳥から孤独を教えられた
いちいの実が
夜明けのしじまのなかに
バラバラと音をたて
雨のようにおちる
そうした幽韻の世界を
わたしは早くから知った
ああ
冬は今もわたしを導き
朝は今もわたしを励ましてくれる
坂村真民
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
今日も命を授けていただきありがとう (^-^)
二度とない人生
だから 今日が大事、今日が大切
明日もいい日でありますように 【合掌】
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