第三の人生
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しんみんよ
スタートがわかったからには
ゴールをはっきりさせねばならぬ
それがこれからのお前の最大の努めだ
そう告げてくれる
ふるさとの山であった
風であった
-10-
母はかっての思い出を
子供たちに語るゆとりもなく
苦闘の連続の果てに
狭心症で亡くなられた
だからわたしは自分の生れた家が
どこにあり
どんなだったか
なに一つ知らなかった
いまこうして呱々の声をあげた家にきて
立っていると
乳をのんだ日のことが動悸をうって
体にひびいてくるのであった
-11-
詩国賦算(ふさん)
詩集流布
この二つの大願に生きよと
このときすでに大詩霊さまは
わたしの生涯を
設計なさったであろうか
ずしんとするような重いものが
わたしの体を突き抜けていった
-12-
生れた家のすぐ近くに
小岱焼ふもと窯という
窯場があった
わたしたちはそこへ行き
作品を見せてもらい
お茶などをいただいた
わたしが煉獄の試練を経て
生れてくる焼物に
ふすぎな愛着を感ずるのも
この土地の窯と
深いつながりがあるように思われた
坂村真民
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今日も命を授けていただきありがとう (^-^)
二度とない人生
だから 今日が大事、今日が大切
明日もいい日でありますように 【合掌】
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