2024.08.03(土)


水晶岳でご来光を拝むために、三俣山荘のテント場では、早目に就寝しました。

パンクしたエアマットは、度々、空気漏れで萎んだけど、繰り返し空気を入れていくうちに、だんだんと萎まなくなり、知らないうちに寝落ちしてた。


日の出が5時頃ということで、水晶岳までのコースタイム3時間ちょっとを逆算して、01:30に出発できるように準備をした。


朝00:30に目が覚め、お湯を沸かし、アルファ米の梅じゃこご飯に、お粥になる線までお湯を注ぐ。とても美味しくいただきました。

これはリピ決定ですね。ウインク


軽量のアタックザックには、水を入れたペットボトルを2リットル、行動食のパン、雨具、ファーストエイドキットなど、最小限の必要な物を詰め込んだ。


あとは、深夜のソロ活動なので、ヘッドランプ、熊鈴ダブル、大音響のモバイルスピーカーを装備して、いざ出発。


テント場を出る時は、熊鈴も音が鳴らないようにし、ある程度離れた所で、モバイルスピーカーからも音楽を流しながら歩いた。


流す音楽は、サザンオールスターズ。


ライブ音源なので、アップテンポな曲調が、足取りを軽くし、夜中の山歩きの寂しさを紛らわしてくれた。


02:22
黒部川水源地の石標が現れた。
黒部源流域を歩いたという証である。
水晶岳へは、鷲羽岳から稜線を伝うルートと、黒部源流域を通るルートの2つある。

夜中の山歩きということで、岩場のある稜線歩きを避け、黒部源流域を歩いているが、できれば明るいうちに歩いてみたかった。

なので、水晶岳からの帰りも、このルートを歩いてみようかと、思っていた矢先、登山道のど真ん中に黒い大きな塊

見ただけでわかった。

熊🐻の◯んこ💩ということが…。

ゲローゲローゲローゲロー

ツヤツヤ、テカテカしてる。
まだ近くにいるな…。
滝汗滝汗滝汗滝汗

熊鈴ダブルと大音響のサザンの音楽のおかげか、熊の気配も、獣臭も感じなかった。

行くか、帰るか?

今いる場所は、一番深い場所を過ぎた辺り。
帰るよりも、先に進んだ方がリスクが低い。
今いる状況を冷静に分析して、先に進むことを判断した。

03:13
岩苔乗越に到着。
とりあえず、熊🐻の危機は脱したようだ。

水晶岳から高天原へ向かう若者とすれ違った。
遠くを見れば、暗闇の中でチラチラ、ライトが動いている。
みなさんも、そろそろ活動し始めたんだね。
一人じゃないという気持ちになって、ホッとした気分になった。

帰りは、ここを戻らずに、稜線から帰ろう。
心に強く誓った。滝汗滝汗滝汗

03:53
少しずつ、夜が明けていく。
周りは草木なく吹きっ晒しなので、風が冷たい。雨具を着て風防の代わりにした。

04:03
水晶岳に近づいていく。
前方に明かりが見えた。
明かりが動いているから先行者だね。
多分、さっき通過した水晶小屋から、ご来光目当てに出発したんだろうな。

04:09
だんだんと夜が明けていく。
山頂に近づくにつれ、足場は岩場に変わる。
先行者していた二人組は、おばちゃんたちだったが、ルート取りに、かなり苦戦していた。
岩場の◯印のペンキを見定めるのが苦手なようで、見当違いな方向へ何度も道を外しては、元に戻っていた。
岩場での道外れは、ヤバすぎでしょ。
そんなわけで、そのうちに追いつき、自分が先頭を歩くことになった。

04:16
岩場はどんどんハードになっていく。
◯印や矢印も、少し隠れた所にあったりして、ルート取りも苦労した。
おばちゃんたちほどでもなかったけどね。

04:30
なんとか無事に水晶岳に登頂できた。
百名山は、63座目となりました。

いやぁ~、素晴らしい景色だこと♪
(≧∇≦)b

どんどん明るくなっていく。
遠くに槍ヶ岳、笠ヶ岳、乗鞍岳、御嶽山。
昨日登った鷲羽岳からの稜線。
足元に、ご来光目当てに登ってくる人たち。
山頂には、まだ私一人だけ。
山頂を独り占めしてますよ♪
\(^o^)/

04:43
現在、日の出を待っています。
登ってきた人に頼んで撮ってもらいました。
お互い何枚も撮り合いっこ♪
\(^o^)/

日の出まで時間を潰す。
こんな素晴らしい景色を見ていれば、あっという間に時間は過ぎますね。

お〜、富士山が見えました。
山頂にいた人に教えてもらった。
よく見つけたね。

遠くに鹿島槍ヶ岳、その向こうに五竜岳。
手前は針ノ木岳かな。
山頂にいる人が山座同定してくれます。

あれが立山連峰と剣岳だね。

04:53
おっ、日の出だ。

雲海からのご来光〜♪
(≧∇≦)b

それでは、さっさと下山しましょう。

日の出のクライマックスは続く。

真っ赤に染まる北アルプスの稜線。
これを眺めながら歩けるのは最高だね〜♪
(≧∇≦)b

水晶岳、良かったよ〜♪
岩場は怖かったけどね。

水晶小屋が見えてきた。みんな、あそこからご来光を拝みに来たんかな?

さあ、帰りは稜線を鷲羽岳まで歩こうか。
黒部源流域は熊🐻の◯んち💩あったし。
トラウマ発動〜。
滝汗

振り返れば水晶岳。

それでは稜線歩きスタート。
ワリモ岳を登ります。

ワリモ岳の中腹からの水晶岳。
振り返ってばかり。(^_^;)

はい。ワリモ岳頂上を通過。

ワリモ岳から黒部源流域を見下ろす。
熊🐻の◯んち💩があった辺りか?
早朝は、熊の活動時間。
遭遇のリスクは避けました。驚き

さあ、次は鷲羽岳登るよ。
ここから見ても、カッコええなあ〜♪
(≧∇≦)b

見上げるほどの急登。
でも、ぜんぜんヘッチャラ♪
アタックザックなので、身軽なんです。
\(^o^)/

06:34
はい。鷲羽岳登頂〜♪
昨日に続いて、2回目の登頂です。

鷲羽岳からの水晶岳。
水晶岳からは、1時間半で来れました。
コースタイム2時間だけど身軽は最強だね。

黒部五郎岳も良い天気。
手前の影は、鷲羽岳だね。
影鷲羽岳だ。

あちらは薬師岳だね。
今日も、良い天気♪

そして、鷲羽岳定番の撮影スポット。
鷲羽岳直下の火口湖と槍ヶ岳。
昨日の昼下がりとは、また違った印象。

朝の清らかな空気を思いっきり吸い込んだ。
と〜っても気持ち良いねぇ〜♪

次に続きます。
\(^o^)/