2023.04.22(土)


大峯奥駈道の練習に、15kgの重いザックを背負って東海自然歩道を京都の宇治から音羽山を歩いてます。


②の続きです。


12:26
ここで滋賀コースと合流。
三重県の柘植駅で滋賀コースと奈良コースに分かれた東海自然歩道は、ここ石山寺で再び交わります。
これで奈良コースはコンプリートです。
見所満載でとても楽しいコースでしたね♪
(≧∇≦)b

すぐに西国十三番の石山寺に到着。
さっきの岩間寺が西国十二番だったので順番にまわってることになる。
これまでも東海自然歩道沿いに、西国三十三所があったので、御朱印集めをしていたら、自然と集まったかもしれないですね。
今さら気づいた。(^_^;)

大門の奥に向かう参道の緑が眩しい〜♪

うわあ~、新緑が眩しすぎる~♪
参道奥には料金所があったので引き返した。
(^_^;)

門前の藤は、ちょうど見頃です♪ 
(≧∇≦)b

瀬田川を琵琶湖方面へ遡っていく。

12:48
石山寺駅の裏から音羽山へ向かいます。
本日最後にして、最大のピークです。
まさにクライマックス♪

音羽山はあそこの一番高い山かな?
重いザックが肩に食い込んで痛すぎる。
後に手を回しザックをおんぶしながら歩く。
おぶってる間だけは、肩に食い込んだベルトから開放されて、ホッとする。
ザックが体にあっていないのか?
これまで旧街道歩きに、さんざん使ってきたから、体に馴染んでいるはずなんだけど…。

13:15
あまりにも辛いので、休憩することにした。
食い込んだベルトで肩が痛いだけでなく、頭というか、こめかみが、気絶しそうなほど、とても痛くなってきた。
本日最大ピークの音羽山をこれから越えるというのに、挫ける寸前である。
さっきの石山寺駅に戻ろうかとも思った。
滝汗

休憩している間、ソーラーパネルを太陽に正対させて、モバイルバッテリーではなく、スマホをつなげてみた。するとわずか10分で、バッテリー残量が35%から38%に上がった。
口コミには、モバイルバッテリーよりも、スマホに直接つないだ方が効率良いとあったが、本当のようだ。

少し休憩して、ふたたび歩き出す。
木漏れ日の中を歩いていると、ソーラー充電しているスマホが小刻みにバイブを繰り返していた。どうやらソーラーの発電量が足らず、スマホの充電が途切れ、途切れになり、充電再開する時にバイブで合図しているようだ。

ハッとして、すぐにソーラーパネルからスマホを外した。それはなぜか?
リチウムイオン電池は、耐久性として充電回数の目安が製品スペックで提示されているが、満充電の回数ではなく、充電した回数らしい。
ということは、今、電力が足りず充電が途切れ、再開を繰り返していた間、無駄に充電回数がカウントアップされていたことになる。
買ったばかりのスマホのバッテリーが、かなりヘタってしまった。
…ショックである。ガーン

歩きながらのソーラー充電は、効率悪く、バッテリーの負担も大きいことがわかり、断念。ザックから外して、中にしまった。
天気の良い日に、太陽に正対させて、電力が安定して供給できる状況でしか使えないことがわかっただけでも、今日試した意味があった。
緊急事態時として持っていく価値はあるが、荷物が増えるばかりです。もう一つモバイルバッテリーを持っていく方が得策かも。

ここが音羽山の登山口になるのかな?
整備されたトイレに感謝。

ここから本格的な登山道が始まる。
登り口には杖も置いてあるということは、急登ってことですね。💦
両手にストックを持ち、いざ登山開始ッ!

水場があった。
大峯奥駈道は稜線歩きのため水場が少ない。
水場のある場所をしっかりメモっておいて、水を確保しながら進まないと命に関わるという、ユーチューブの先人達のアドバイスを思い出した。

階段が続く。
重いザックを背負っての階段は、足腰に少しずつダメージが蓄積されていくのを感じる。

足腰の負担が少しでも軽くなるように、両手のストックに荷重を分散させながら登っていく。
途中、途中で立ち止まって、一息ついては、登っていくが、だんだんと立ち止まる間隔が短くなり、立ち止まっている時間が長くなっていく。疲れも最大ピークを迎えているようだ。

だいぶ登ってきたつもりだったが、音羽山の手前にあるパノラマ台まで、まだ500mもある。

15:01
パノラマ台に到着。
それほど時間はかかってないはずだが、気持ちの問題なのか、やっと着いたって感じ。
だいぶ疲れてきたのだろう。
音羽山までは、あと900m。

15:20
ふぅ~、やっと音羽山に到着〜♪
標高593mの低山ではあるが疲れた。

麓から距離5.6km、標高差500mを2時間。
時間あたり3kmを少し切るペースは、登りとしては早い方だけど、バテバテ、ヘトヘトだ。

肩が痛く、頭も痛く、体力的にもキツくて、早く山頂にたどり着いて楽になりたいとの思いから、ペースが上がってしまったのだろう。

大峯奥駈道は、終わりのない険しい道が延々と続くので、こんな歩き方はまったく通用しない。疲れからくる焦りを抑えながら、一歩一歩を落ち着いて歩いていけるメンタルも重要。

今日の山行は、いろいろな気づきを与えてくれる良い機会となったと思う。
と、綺麗に話をまとめようとしているね。
(^_^;)

電線がジャマだが、眺望が素晴らしい〜♪
琵琶湖と比叡山から続く比良山地。
(≧∇≦)b

今日は大谷駅がゴール。
ここからは下っていくだけ。

この重いザックを再び背負う。
重さがさらに増したように感じ、なかなか持ち上げることができず、体力も限界に近いのか、背負った体がふらつく。

下りの階段が続く。
重いザックに体が振り回され、膝も悲鳴をあげている。両手のストックで体を支えながら、慎重に下りていった。

旧東海道に合流。
東海自然歩道専用の歩道橋を渡る。

歩道橋を渡った所で、東海自然歩道から外れて、国道一号線に下りてきた。
今日の東海自然歩道歩きはここまでです。

うなぎ屋さんの前を通過。
とても人気なお店のようだが、疲れ過ぎて食欲が湧かない。

16:25
ゴールの大谷駅に到着〜♪
お疲れ山でした~。
下りなのに、たった2kmを1時間もかかった。
もうバテバテ、ヘロヘロである。(^_^;)

このあと、電車で宇治まで戻るが、ザックがとにかく重くて重くて、辛かった。
でも翌日、あらためてザックを持つと、そこまで重く感じなかった。

ということは、昨日は、かなりお疲れだったようで、限界ギリギリの状況だったんですね。

疲れ切ると判断力もにぶって、無理してはいけない状況でも強行し、山中で動けなくなって遭難してしまう。

昨日の自分もあわや遭難するところだったかもしれない。

大峯奥駈道に向け、ビビりまくりです。
どうしようかな~。
(^_^;)