2023.04.22(土)
大峯奥駈道の練習に、15kgの重いザックを背負って東海自然歩道を京都の宇治から音羽山を歩いてます。
①の続きです。
07:21
今日の東海自然歩道歩きのもう一つのミッションは、このソーラーパネルを試すことです。
大峯奥駈道を最短でも5日間歩くとなると、モバイルバッテリーだけでは足りなくなる。
ソーラーパネルで充電できれば、かなりの安心材料となるはず、ということで買ってみました。
折りたたんだパネルを広げて、四隅にあるハトメの穴にカラビナを使って、ザックに固定。
ソーラーパネルは3枚で、一番上はパネルではなく、表紙みたいなものですね。
この表紙の中にUSBの給電口が隠れてる。
赤ランプが点灯していて、充電できそうだ。
さっそく、手持ちのモバイルバッテリーをつなげてみることにした。
残メモリは3つ点灯で、多分、スマホ一回充電に使った状態だろう。これが歩いているうちに満充電になったら、期待通りである。
最上部の表紙は裏に折りたたんだ。
パネル3枚で、ちょうどザックに収まる。
他の製品に4枚パネルもあったが、ザックからはみ出ると扱いづらいのと、アンカー製品は、充電性能が高いと口コミ評判にもあったので、それを信じることにした。
日向を歩いていけば、充電できるでしょう。
ソーラーパネルを背負った状態をパチリ♪
ザックからはみ出ずに収まってて、ヨシ♪。
08:56
道端でちょっと休憩。
日当たりの良い場所にザックを置く。
少しは充電されたかな?と覗いてみるが、残ランプは3つのまま。
んっ?2つに減ったぞ?
と思ったら、3つ目のランプが充電中で点滅してるだけだった。残ランプ3つで充電してるなら、4つ目が点滅するんじゃない?とモヤモヤした。
ん〜む。ソーラーパネル危うし…。
まあ、充電始めて、まだ1時間40分しか経ってないから、昼まで気長に待つことにするか…。
休憩中に、行動食を食べてみる。
縦走中に偏りがちな栄養を整えてくれると思って買ってみた。一袋106円で、記載されてる一日あたりの接種目安だと2日分らしい。
味もいろいろあったが、チョコ味を選んでみた。
ひとつ食べてみる。
食感はカロリーメイトのようにパッサパサ。
たった一粒で口の中の水分を持ってかれた。
…これは、こまめに食べるものではないな。
水分をやたらに消費してしまう。
ミニ羊羹の方がいい。
ということで、これは却下。(^_^;)
東海自然歩道は、あの山の頂にある岩間寺に向かいます。
10:32
岩間寺へは、ここから山の中に入ります。
ハァハァハァ、なかなかの急登…。
まともな急登は、本日これが初めてです。
あまりのザックの重さに、両手のストックで支えながら、牛歩のように一歩一歩、小さく刻みながら登っていきます。
なかなか先に進めない。💦
11:03
なんとか岩間寺に到着した。
急登を1km、標高差200m登るのに30分。
時速2kmのペースである。
大峯奥駈道はもっと急峻なので、これよりさらに時間がかかるだろう。
一日10時間、休まずに歩いても、20km。
5日間で100kmは自分の体力では難しいな。
無謀な計画だということがよくわかった。
ガ~ン。
追い打ちをかけるように、入山料500円。
迂回路がないので、払うしかない。
ダブルショックで、一発KO負けである。
本堂で入山料を納める。
簡単なパンフレットをいただいた。
西国十二番札所の立派なお寺である。
ちょうど参拝に来たご夫婦に、カメラのシャッターを頼まれ、しゃがんでカメラを構えたら、ザックの重さに、後ろにゴロンと転がってしまった。
亀さんのように、なかなか起き上がれずにいたら、ご夫婦に助けていただいた。
これが険しい大峯奥駈道の稜線だったら…。
そう思ったら、ゾッとした。
ザックの重さに振り回され、バランスを崩して滑落する話はよく聞く。
さっきも階段でいつも以上に体がフラついて、ドキッとしたなあ。
かなりのビビりモードになってきた。
いかん、いかん。心を強く持たないとッ!
腹に力を入れて、体幹でザックを担ぐんだ。
11:17
岩間寺を後にする。
赤と緑の紅葉が陽の光を受け、とても綺麗。
ビビりな自分の心が癒やされていく。
ちょっと落ち着こう。
道端に座って、おにぎり🍙を食べた。
おにぎり🍙を食べながら、モバイルバッテリーの充電状況をチェックしてみる。
ソーラー充電始めてから4時間経つが…。
う~む、まったく充電されてないじゃん。
ソーラーパネル、ダメだこりゃ。
重いザックで5日間で歩くことの無謀さと、バランスを崩して滑落するリスクを思い知った。
そして、ソーラーパネルが使い物にならない事実も知った。
次に続きます。