2023.03.05(土)
東海自然歩道を前回からの続きで、亀山から柘植まで歩いてきました。
②の続きです。
鈴鹿峠を越えて坂下宿を抜けたら、東海道から外れ、眺望のない山の中をひたすら歩いていく、修行の道となりました。
12:44
ずっと、舗装路を歩いてきましたが、ここから山道に入ります。
ひと山越えるように尾根の急登を登っていくが、名のある山を越えるでもなく、眺望もないので、ただ黙々と歩く苦行の道となった。
時折、開けた場所から、周りの山を見渡すが、山座同定できるほどの特徴的な稜線はなく、再び眺望のない樹林の中に降りていきます。
ここが唯一、眺望できた場所でしたよ。
(^_^;)
ずっと同じような景色をひたすら歩く。
13:38
東海自然歩道の道標を見ると、鈴鹿峠からは、もう10kmも歩いてきたんだと感心する。
「バシドウ山」も知らないうちに通過したみたい。ひょっとして、さっき越えてきた名もなき山のことだったのかな?
「加太不動滝」は、坂下宿を過ぎてから、ずっと道標に表示されているので、さぞかし有名な滝なんだろうと期待。
というか、もう不動滝しか楽しみがないね。
(^_^;)
ヤマレコのマップでは、「西島越」という峠が近いらしい、この道をまっすぐではなく、道標は、右に曲がれと示している。
その先は、足元が怪しい九十九折れの急登。
14:18
ここが山田越という峠らしい。
周りに何も案内表示はない。
ヤマレコのマップでしか山田越とわからず。
見どころかとの期待も外れ、そのまま通り過ぎた。
道標には、加太不動滝はあと2.4 km。
ずっと表示されている唯一の見どころだ。
もう期待しかない。
14:50
おっ、ついに不動滝に到着〜♪
立派な看板だ。
これは素晴らしい滝に違いない。
ワクワク♪\(^o^)/
小さな流れの段差を見ては、これが不動滝かなと思いながら、歩き進んでいく。
不動滝だけでなく、大日滝の道標もあった。
大日滝方面に少し立ち入ったが、先の様子がわからず、大日滝は諦めて、不動滝に集中することにした。
加太不動滝まで、あと100mの表示。
あと少し。
奥に小さな滝らしいのが見えたが、まだ100mも歩いてないから不動滝ではないね。
もっと奥にあるのだろうが、足元が悪く、歩けそうなルートが見当たらない。
唯一の見所として楽しみにしていた不動滝だったが、こんな山奥で危険なことはしたくない。
残念だが、ここで引き返そう。
さっきの道標に戻り、先を歩く。
足元の悪い斜面の不明瞭な道を登っていく。
不動滝を高巻きするように道が続くが、足元は土が流れてしまって、心許ない。
慎重に通過した。
明るいうちにしか通れない危ないルートだ。
おそらく、ここが不動滝の落口。
ぎりぎりまで近づいてみる。
流れ落ちる滝の音で、そこそこの落差があることは想像できた。
下から眺めて見たかったなあ。
不動滝のあと、さらに山深く入っていく。
15:33
この辺りから急に道が不明瞭になる。
道標もまったく出てこなくなった。
道迷いしたかと思ってヤマレコで確認するが、道を外れてはいないようだ。
ピンクテープもあちこちにあり、進むべき道の頼りにもならない。
ヤマレコのマップを頼りに渡渉を繰り返す。
ここはヤマレコ必携の道迷い区間だ。
亀山駅に戻ってきました。
丸一日かけて歩いた距離でも、電車なら30分足らず。便利な世の中ですね。
距離も、累積標高も稼いだね。
おしまい。
\(^o^)/