愛知県の知多半島を巡る、もうひとつの八十八ヶ所「四国直伝弘法」を歩いてます。
3日目は前回終了した知多半島の最南端、折り返し地点となる師崎港から49番 正衆寺を目指して出発し、67番 宝樹院を参拝して常滑駅まで歩きました。
海岸をひたすら歩き、穏やかな海と、まばらな海水浴客、涼やかな風を感じながら、夏休みの最終日、秋の始まりを、目一杯楽しみました。
そんな気持ち良い1日でしたが、事件がありましたので、ご報告します。
往路で先送りしていた27番 大昌寺に行ったところ、寺名が変わっており、立入禁止ロープが張られて参拝できませんでした。
入口の貼り紙を読むと、別の宗教団体に不正に土地、建物を取得されたとして、係争案件となっているようです。
お寺の世界にも、こんなことあるんだなぁ、と思いつつ、解決するまでは、御朱印帳は完成しないことにも気づきました。今回は御朱印はいただかずに参拝していたので、私は特に影響ないですが、他の方が、この事実を知ったら、ショックが大きいと思うと、別のお寺が救済されるよう、協会が対策されることを期待します。
本日の結果です。
スタート地点の師崎です。目の前の海岸線を歩いていきます。次の札所は豊岡という町にあり、写真の左端に見える陸の裏手あたりにあります。
豊岡は古い建物と狭い道で歴史を感じる街並みです。
豊岡の次の山海という町です。とても広く、砂浜がきれいな海水浴場がありますが、鉄道がないため、隣の有名な内海に比べると、落ち着いた雰囲気ですが、私は好きです。
目の前にゴロゴロ転がっている石が礫石と呼ばれています。
鳥居は伊勢の式年遷宮で取り壊した廃材で作られたものだそうです。
現地にある立札にもっといろいろ面白い内容が書いてありますので、見に来てください。
四国直伝弘法を歩いていると、知多四国と重なっている札所は、知多四国の表示しかないなど、本当にメジャーではないと実感しますが、それ故に特別感があり、楽しんでます。
あと半日あれば結願できそうな距離を残してますが、近いうちに、じっくりと歩こう思います。