インフレ・デフレ | ohbikisedai1984のブログ

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ニュースの見出しでで脱インフレのチャンスとの文言があった。本当にチャンスなんでしょうか。


インフレとデフレどちらが良いのか。

インフレにする主たる理由は、消費の促進による企業業績の拡大を見掛ける。現金の価値は今が一番高いからだ。そしてモノを持つのが価値保存には良いことになる。


対象的にデフレの場合、現金で持つのが価値保存に良く、モノの価値は今が一番高いことになる。だから経済がシュリンクするとのこと。


おかしくないか。

モノは必ず劣化する。でもインフレではモノを持つことが推奨される。すなわち、必要がなくてもモノを買う。私たち一般人が持てる保存できるモノはおそらく住宅と車くらいだろう。(ジンバブエだとタンスだったようですが)


それが実需に関係なく売れるわけだ。すなわち、資産バブルが到来する。ある意味で環境破壊的な消費だ。

すると割を食うのはモノを持てない層、すなわち低所得層だ。高くなった家を買えず、現預金も目減りしていくから、さらに買えなくなる。


シングルマザーの方など、ただでさえ大変生活のなかでそんな災難まで降りかかる。


一方、デフレはどうか。

お金で価値を保存するのがよく、だから必要なモノ以外は買わない。そう考えれば、デフレ下では実需に近い消費になる。すなわち、景気変動が小さく安定した社会になるだろう。国民全員が実需に従えば、需要の急増減は減るからだ。

また、低所得層もコツコツお金を預金して生活を安定させることができるでしょう。


もちろん、インフレ下の価値保存としてモノはモノでも株や債券があるという意見もあるでしょう。しかし、アメリカ経済を見ればわかるように、リーマンショックで大崩壊したり今も利上げに怯えながら上下動する株価を見て過ごすことが本当にいい社会なんでしょうか。そしてその経済の不安定さが格差と犯罪につながってるんじゃないでしょうか。


経済は社会のためにあるのであって、社会が経済のためにあるのではない。だから何故世の中が脱デフレにこだわるかまったく理解できない。


国の借金を帳消しにするためのインフレ政策でしかないと思うし、もしそうだとすれば財政規律を守ることの大事さを強く感じる。(当たり前)


日本国内だけでは資産バブルはあれど、デフレマインドで消費者物価指数はびくともしなかったわけですが、海外からのコストプッシュインフレでみんながインフレに慣れてくると制御不能になり、国の思うツボなんだろうなぁ。


よし、今日もガリガリくんを食べよう。