おはようございます
歯科医師の冨田です。
朝がとても寒くなりましたね。
皆さん風邪には気をつけて下さい!(^^)
今日は口臭について簡単にご説明します。
日常、診療の中でも、口臭を気にされてる患者さんは、年齢を問わずかなり多くいます。
実はその口臭の原因はほとんどが虫歯や歯周病です!
残りの一割、二割は全身的な疾患及び生理的なものが原因です。
臭いの元となっているのは大半が細菌が出す揮発性硫化物が原因です。
お口のなかは細菌がたくさんいます。
まずは、虫歯や歯周病の治療をしっかり行い細菌を減らす事が大切です。
舌の上についてる白い舌苔も細菌の塊ですので専用のブラシ使用し除去すると良いでしょう。
全身的な疾患が原因となっている場合では、糖尿病、呼吸器疾患、腎疾患、消化器疾患、蓄膿などが挙げられ病変組織の代謝産物が成分として血中に流れ、肺で呼気として排出されます。
薬の副作用、口腔乾燥症によりお口が乾燥し細菌が唾液で洗い流されずにとどまってしまい口臭の原因となっている場合もあります。
生理的なものとしては寝てる間、興奮している時、緊張している時にお口の中が乾燥し口臭の原因となる時や、ホルモンのバランスが崩れた時に歯肉が腫れ、上手く歯磨きが出来ない時、ニンニクやニラなど匂いの強いもの食べた時、アルコールを飲酒した時など原因となります。
と言う事で、口臭が全く無い状態は、なかなか難しいです。
あと自臭症といって、実際は周りのひとを不快にするような口臭はなくても自分自身は口臭があると思われてる方もみえます。
口臭が気になる方は専門の歯科医院か大学病院の口臭治療科を受診される事をお勧めします(^O^)/