ども、
ゆりとけい
です。
今回もまた、
ホームズ関連の番組を
紹介させて下さい。
と云っても、
今回はドラマでは無く、
アニメです。
以前にも少し紹介しましたが、
「憂国のモリアーティ」です。
タイトルからして
「ホームズ」の2次創作なのが分かりますが、
このアニメ(コミック)の
一番のポイントは、
ホームズではなく
敵役のモリアーティに焦点を
当てている所です。
勿論、前例の無い発想です。
原作では本来、
モリアーティはホームズ最大の敵であり
犯罪王なのですが、
この作品では犯罪王であると同時に
義賊ともなっています。
イギリスの貴族社会の暗部を
正すというのが、目的になります。
↓ウイリアム・モリアーティ
シリーズ前半は、
モリアーティの少年期から
義賊となるまでの過程と、
ホームズと関わるまでが描かれます。
↓少年期のモリアーティ3兄弟
↓成人して義賊になったモリアーティ兄弟
そして、
シリーズ後半からは
ホームズとの対決がメインになり、
原作絡みのエピソードが増えます。
↓シャーロック・ホームズ
例えば、「大英帝国の醜聞」は、
アイリーン・アドラーが登場する
「ボヘミアの醜聞」を
ベースにした話ですが、
原作でのアイリーンは
ホームズを出し抜いて海外へ、
となるのに対して
アニメ版では、
モリアーティと関わり
全く異なる終焉を迎えます。
↓アイリーン
また、原作と同じサブタイトルの
「四人の署名」は、
片足の男の話は簡略化して、
ワトソンと結婚することになる
依頼人のメアリーが、
恐喝王のミルバートンに
恐喝されている話がメインになります。
↓メアリー(写真、右から二人目)
(写真左は、ハドソン婦人)
このエピソードの延長上にあるのが、
これも原作と同じサブタイトルの
「犯人はふたり」になります。
この3つのエピソードは、
前回紹介した
「シャーロック」も似たような展開で、
もしかすると影響を受けてるかもです。
その点で
「憂国のモリアーティ」ならではとしては、
モリアーティとホームズの二人が
お互いにその才能を認め合う繋がりあり、
最終話の「最後の事件」でも
二人が・・・、となります。
なんか、
日本のアニメやコミックならではの
発想という感じがして、
海外作品では出てこないでしょうね。
↓ジョン・ワトソン
↓レストレード警部(写真左)
「シャーロック・ホームズ」の設定を
ベースにしたアニメは他にもありますが、
この「憂国のモリアーティ」は
群を抜いて面白いです。
ストーリは勿論ですが
その要のひとつと云えるのが、
19世紀のイギリスが舞台になりますかね。
同じ19世紀のイギリスが舞台のアニメとしては、
古くは「小公女セーラ」、
少し前では「英国恋物語エマ」がありますが、
アニメやコミックだからこそ出来る作品です。
イギリスのドラマにしろ
アニメにしろ、
19世紀のイギリス(ビクトリア朝時代)、
マジでハマります。
最後に
「憂国のモリアーティ」第2期の
オープニング主題歌の動画です。
で、
「シャーロック・ホームズの冒険」の
紹介の際に、
オープニングタイトルの動画を
アップしていなかったので、
ここにアップします。
原点です。
今回も
最後まで目を通して頂き、
ありがとうございました。
では。