よう!
リハビリ病院に移った元気!
手術前は全く問題なかった利き手の右手がほとんど思うように動かなくなり、格闘してるよね…。
何かに触れているか、つかんでいるかもわからない状態で、右手の位置覚はほぼゼロだから字は当然うまく書けない。
だけど、ノートに目標を書き始めるよね。
「夏までに全快して太郎(長男、仮名)とゴルフするぞ!
ラウンド後にうまい生ビールを太郎と呑むぞ!」
と何行も何行も書いている。
ボールペンで書くとミミズが這うような文字だし、始点や終点が変な方向に行くのが目立つので、鉛筆で書くようにしている。
大学生の太郎をほぼ無理矢理ゴルフに誘ったのは手術のちょうど2年少し前の頃。
彼は野球部出身で結構筋が良く、ドライバーも結構同じ距離ぐらい飛ばし、どハマりしてしまった。
そんな彼との思い出の、あの海越えのショートホールを一緒にやると決め、それを励みにしているよね。
だけど、そんなに早く良くはならないんだよね、お前の場合…
それとゴルフって大きな動きはもちろんだけど、結構細かい動作が多いんだよね…
例えばティーを指す、その上にボールを置く、グリーンの上ではしゃがんでラインを読む、目標方向にボールのセットする…
どれもかなり苦手な動作だよね。
初動では思わぬ方向に手足が動いたりして、うまく制御できないし…だからアドレスだって安定するわけがない…
だけど、心配すんな、その日は来る。
手術してからちょうど12.5ヶ月頃その日は来た。
その2週間前までほとんど安定してしゃがむことができず、まだまだ無理かな…と思いながら、間に合わせるぞ、と相変わらずストレッチやらに精を出した。
そしてその日はついに来た。
晴天。
カートは使ったけど、ティーを刺すこともティーの上にボールを置くことも太郎の助けを借りることなくやり切ることができた。
スコアは手術前から比べるととんでもないスコアだけど、何よりも全部自分でできたこと、太郎と一緒に回れたことが嬉しかった!
そして、ラウンド後のビール!!
晴れた青空とペールエールがのうまさは忘れない。
そして涙が出た。
継続は力なり。
前に進もう!