明けても暮れてもお酒のことばかり考え、毎日昼間から飲んだくれ、
飲むと必ず記憶を失くすまで飲みまくっていた私が断酒を開始してもうすぐ2年。
断酒を決意してから実際に断酒を開始できるまでに半年以上かかりましたし、
お酒の無い生活、お酒の無い人生なんて考えられなかった。
お酒を取り上げられてしまったら、いったいこの先何を楽しみに生きていけば良いのやら、
何を頼りにストレス発散していけば良いのやら。
スキー初心者、へっぴり腰の人間をリフトに乗せて山頂へ連れて行き、
いきなりストックを取り上げちゃうような(笑)
不安と恐怖でたまらない断酒のスタートでしたが。
来月で断酒2年を達成というところまで来ました。
断酒をした方がいいことはわかっていてもなかなか決意できずにいた時、
決め手となったのは、恩人から
「絶対に自分の意思とか、一人では辞められないから病院に行った方がいいよ」
とすすめてもらったことでした。
明らかに飲み過ぎなのは自覚していたし、このまま飲み続けたら臓器がやられてしまうのもわかってて。。
背中も痛いし、毎日身体もだるかったので、時々自分の意思で、1日とか2日とか休肝日を作ろうと
チャレンジしたりもしていました(今思えば、無駄な抵抗)
でも、全く続かない。「誰かを頼る」ということに抵抗があったし
精神科というハードルも高かったですが。
「頼る」決意をしました。
誰かの力を借りるということが大切な一方で、もっと大切なことがあって。
それは「自分で辞める」という決意。
病院に行けばお医者さんが辞めさせてくれるわけではなく。
断酒会の人たちがおんぶに抱っこで協力してくれる訳でもない。
あくまで、「自分はお酒をもう飲まない」と自分自身が決意し、自分が断酒をしていくんだと自覚することが
大切なのかなと思います。
誰かが悲しむから、誰かが心配するから、誰かがお酒をやめろって言ったから という他人軸よりは
「自分がお酒と離れて、今までより幸せな生き方をする」って決める。
そのために、ちょっと支えてくれたり、知恵を貸してくれたり、辛い時に共感してくれたり、時々見守ってくれるのが
禁酒外来のお医者さんや看護師さん、そこで出会う仲間というだけ。
その人たちがいくら頑張ってくれても、自分自身が「自分で辞める」と決めて、自分で歩き出さなければ
途中で心が折れちゃって、再飲酒となってしまうように思います。
周りが必死にお酒をやめさせようとして病院に引きずって行って、この人をなんとかしてくださいとお願いしたところで
どうにもならないように思います。入院とかして強制的に飲まない時間を作れたとしても、退院したら再飲酒してしまう。。
長々書いてしまいましたが。
ひとりではやめられない、一方で、自分で辞める!という決意が不可欠な断酒道。
私もまだまだ2年弱。
この先も気を抜かず、お酒の無い人生、酔いを必要としない人生を歩み続けて行きたいです。
今日も読んでくださってありがとうございます