父は入院する前に、病気のこと、入院手術をすることを幼馴染や職場の同僚に伝えていた。


何度か父のスマホに着信が入っていた。


きっと心配して連絡してくれたのだろう。


まさかこんなことになっているなんて知らないよね。


母は、電話に出ることをずっとためらっていました。


ある日、自宅に着信があり、出たところ父の幼馴染からでした。


父の幼馴染とは現在も定期的に会っていた。


幼馴染は父も含めて3人いました。


いました、、、過去形なのは、そのうちの一人は数年前に病気で他界。


それ以降、もう1人の幼馴染と年に一度、命日に墓参りに行き、その後美味しい蕎麦を食べるというのがここ何年か続いていました。


そんな幼馴染から、そろそろ退院している頃だと思い、様子を聞くために連絡してくれたようです。


電話に出た母は涙を流しながら、今までの父の経過を話していました。


幼馴染もショックを受けているようで、


【面会できないことを承知で】早く会ってやりたい、励ましたい


と言っていたそうです。


今回のことをきっかけに、母は父の職場だったり、親しい知人に電話で説明をすることになりました。



職場の人は、時間がかかってもいいから、良くなったらまた戻ってきてほしい。待っている。
だから今すぐ退職ではなく、とりあえず休職にしておいて、数ヶ月後にまた様子の連絡をいれるから、その時にまた考えてみたら?と言って頂いた。



私たちの説明不足かな?




実際に会っているわけではないから、話を聞くだけだと、いずれは入院前のような状態に戻れると思っていたのだと思う。


本当は違うのにな、目を覚ますことも難しい、、、


けれど、また元気になることを信じて、また戻ってきて!と言って頂いたこと、それは父が今まで誠実に仕事をしてきたからであり、そのように言ってもらったこと、とても誇らしく思います。


素敵な職場で働いていたんだね。






父の状態は現主治医から定期的に報告をもらっていた。


特に大きな変化はなく、意識の方も変わらず。


ただ、病院のスタッフ達は意識が戻るようにリハビリ中に話しかけているそうだ。


その際に呼びかけに目を開けて、目を追うような様子も見られたそうだ。


ありがたい。少しずつでいいから良くなっていって欲しいな。


次回、5.20に呼吸器内科ドクターより父の肺炎の説明を聞くことになった。