患者支援での面談後、、、


やはり納得いかない気持ちが残っており、事務長と連絡を取り、再度相談に伺いたいと申し入れをした。


ただ、前回のドクターとは別のドクターにしてもらいたい旨をお伝えした。



4.30


面談の日。


対応してくださったのは、医療安全のトップの方でした。



父のこともこのような結果になってしまい本当に残念ですとおっしゃっていた。



処置の時、酸素ボンベの残量を確認せず、処置室の酸素の管に繋がなかったことに関しては誤りを謝罪していた。


しかし、このドクターも酸素不足による意識障害としては、その時間が短いため考えづらい、と。


正直もうこの言葉は何度も聞きました。





医療安全ドクター『病室にいる時は、意識があった。そして、処置後に意識がなくなった。なのでこの処置に何か問題があったと思われるのは、わかります。ただし、それが酸素不足によって起きたとは医学的に考えられない。』


とハッキリ言われました。




酸素不足の時間は処置したドクターの主観であり、実際に時計を見ていたわけでもない。

低酸素は時間が重要になってくると思うので、この部分が曖昧なままになると家族としては引っかかるどころでなく、??でいっぱいになる。


だから、ちゃんと検証して欲しかった。


医療安全ドクター『医療にはまだまだ原因不明のものがあります、、、』


病院として、これが答えなんだと落胆しました。



この後、父の病状説明を現主治医から聞いた後、父に特別に面会させてもらった。



相変わらず眠ったままだが、


『お父さんきたよ!』


と言うと、一度目が開きキョロっと周囲を見渡した?ように見えた。


聞こえているのかな?と母と話していると、


前に一度ICUでお会いした看護師が、


『私が◯◯さんの処置に入らせて頂く時も、目を開けたりすることがあります。ただこれが、ご本人様が分かって目を開けているというより、反射によって目が開いているのかと考えています。』


と話しかけてくれました。



そして、


『ちょっと失礼します』


と一度この場を離れ、しばらくすると


『腕がカサカサしていたので、軟膏塗らせてもらいます。』


と乾燥した父の腕に薬を塗ってくれました。



寝たきりで、何も意思表示もしない状態なのに、些細なことに気づいてケアをしてくれました。


なんか、いるだけで安心する不思議なオーラを感じた看護師さんで、その後も何度かICUで私たちに気づくと、声をかけてくれ父の様子を教えてくれました。



嫌なことが続いて、ドクターや病院にも不信を持っていたけれど、


ちゃんと、父のことをケアしてくれるスタッフもいる。むしろ、そのようなスタッフの方が多いとも感じる。


今となり、父が少しでも改善するように、毎日お世話してくれているスタッフ、リハビリを毎日してくれるスタッフ、そしてこまめに連絡や病状説明をしてくれる現主治医に対しても感謝の気持ちを持てるようになりました。


だけど、当時の私は感謝するほどの器は持ち合わせていませんでした。