とにかく

時間が足りない

なぜか

バタバタバタバタバタバタ


久しぶりにまとまって時間ができた。

映画だ!そうだ!映画を観よう!

「ポトフ•美食家と料理人」

「ワース•命の値段」

「アシスタント」


さてさて

トリコロールの頃のビノシュ。

フランスの大竹しのぶ(笑)。

そんなコピーを見て、敬遠していたのだが。

ショコラを、観てから大好きに♥

ポトフは、想像していた作品とは大違い。

料理人映画だと思ったら

いえいえ

全く違うのです。

比喩暗喩を駆使した映像

映画にも行間があるのね。

説明を極力廃した作品。

愛の物語


ワース

テロ被害者救済金について奔走する弁護士の話。

資本主義社会では、

命さえ、

値段に換算するのだ………

社会経済を保つ為に……だ。

弁護士はプロボノで引き受ける。

社会正義のため、公平を保つ為に

計算式を編みだし

これで一挙に解決……って

全く悪気はないのだが。

いやいや

デリカシーの無さすぎに呆れる。

でも

彼は少しずつ被害者たちに寄り添うのだ。

まぁね

何か事が起きると

社会的弱者はとことん

苛められるのだと再認識。

被害者たちには

国籍のない者

ゲイカップル

はたまた

隠し子のいた者……

計算式では見積もれないのが現実。

これはリアルストーリー。

ぐいぐい引き込まれましたよ。


さあ、

真打ち!

「アシスタント」

憧れの映画業界に就職した

名門校出身のジェーン。

そこでの彼女の一日を描いた作品。

パワハラ

セクハラ

苛めの構造化を指摘したのは、

中井久夫だが、

まさにそのものだ。


下っ端の彼女には

何をしても

何をさせても良いと思っている同僚たち。

そこに

男も女もない

被害者と加害者が

いとも容易く入れ替わる恐怖


ポトフも、説明の少ない作品だが、

こちらはセリフが、

ほぼないのだ。

唯一

ジェーンが

人事へ告発に行った時。


こうやって

声を消され

分断され

沈黙させられるのだと


説明もセリフも極限まで排しているが

何と饒舌なのか。


辛い作品だ。

自分ならどうする!と

突きつけられるのだ。


これは

スゴい作品だ。