濁った色は良くないの?… |  デッサンなしで描ける花の水彩画教室@名古屋/新栄

 デッサンなしで描ける花の水彩画教室@名古屋/新栄

  不透明水彩で描く花の絵やそらかな点描曼荼羅画、その他、手作りや色に関すること…

こんにちは 花の水彩画講師 スタジオクロマートの菅育子です。


カラーコンシェルジェ エクラさんでパーソナルカラーパレットの無料サンプルを送って頂きました。とてもきれいな発色で、色の選択も各シーズンの特徴が、微妙な色の差に良くあらわれていると感じました。


サイズはA6とA5の2種類、A5の方にはメイクやヘアの色見本も…(#^.^#) 写真はA5ですが、上手く撮れていなくてすみません。

デッサンなしで誰にでも描ける花の水彩画教室@名古屋/新栄

このカラーパレットを拝見して、思い出した事があります。


3年前、慶應義塾大学で第40回日本色彩学会全国大会が行われた時、パーソナルカラー研究会のブースで、フォーシーズンの色が印刷されたA6のカラーサンプルを配布しておりました。


小さなサイズにうまくまとめて作ってあり、パソコンのプリンターではこれだけの発色は難しいなと感じたことです。


ご存知のように、パソコンの画面の色は光の三原色RGB(赤、緑、青)で、加法混色(色を混ぜると明るくなる)ですが、プリンターで印刷するとき、多くは色材の三原色CMYとBk(シアン、マゼンタ、イエローとブラック)で、減法混色(色を混ぜると暗くなる)です。


なので、画面で見た色が、なかなか正確に印刷されない訳です。


花の水彩画教室では、最初にガッシュの「デザイナーズセット」という12色の絵の具を揃えます。


このセットに入っていない色は色を混ぜて作れるのですが、アレコレ混ぜるとやはり、色は濁ってしまいます。もちろん12色以外は単品で買うことができますので、


鮮やかな花の色を表現するには、混ぜないで描いた方がきれいな色に仕上がります。しかし、濁った色がダメという訳ではありません。


色は周りの色に影響されますし、「こんな色のバックにしたい」と思う色を、混ぜて作って描くこともあります。パーソナルカラーでも、夏と秋のグルーブの方には中間色が似合います。


このカラーパレットに新デザインが誕生したようです。これがまた可愛い~!持っているだけで幸せ気分になれそうです。