Roshona ロショナ (エスニック食材店) | C.I.L.

Roshona ロショナ (エスニック食材店)

板橋には以前バティクロムフーズ というエスニック食材の専門店があって、ちょっとした時にとても便利だったのだが、残念なことに気付いたら閉店してしまっていた。(このブログ によると赤羽に引っ越したらしい)

お陰でせっかくスパイス料理に目覚めたのに材料調達に不便させられていたのだが、そんな時に地元大山に新しくエスニック食材の専門店がオープンしたと聞かされた!

情報元はルチのジャヒドさん で、彼によるとバングラ人仲間が近所の飲食店向けにスパイスを中心にした品揃えの店を開いたんだとか。


C.I.L(Charismatic Itabashi Lover)
場所を教えてもらって 「わーい!」 と歓喜の声を挙げながら突撃したものの、さすがバングラ人と言うべきか、4割くらいの確率で店主不在っていう。


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なんせこのお店、買い物に来る地元客などオレら以外に数組程度しかいないらしく、しょっちゅう店を閉めてアチコチの飲食店にデリバリーに出掛けてしまうのだ。(そもそも店舗と呼べないような狭小テナントで客が入り辛いのなんの)

まあ確かにいつ来るかわからないもの好きな日本人を待つよりも、確実に需要のある飲食店を優先した方がいいよねえ……。



だがしかし!

バングラ人なりに一念発起したのか、今月から遊座大山商店街のより広い物件に移転し、本格的に店舗として頑張っていくそうな!


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そういうことなら応援しなきゃならん!

と、たまたま大山に飲みに来ていたいずへい を連れて勢い良く訪ねてみたものの……


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お約束のようにデリバリー中。

またか!店舗が広くキレイになってもそれか!

さすが日本人より板橋に馴染めるバングラ人は奥が深いぜ!


だが、いずへいと仲良く待ちぼうけしてても仕方ないので、恐る恐る張り紙に書いてある電話番号(個人携帯!) に電話をかけてみたのだが、これまた当然のごとく繋がらない。

仕方なく飲み屋にしけこみちんたら酒を呑んでいると、1時間ほど経ってから返信が。

「○△×%&?」

頼む、日本語で喋ってくれ

「あ、はい、もしもし?お店ですが?」

お店なのはわかってる。それはわかってるんだ。

「ええ、さっき電話きましたねー?」

きましたよー!店の前まで行ったんですよー!

「あーー配達してましたねー!」

ましたねー!

「もうお店開いてるよ!」

わかったー!じゃあ行くよー!


……って、小学生の待ち合わせか!

いや、板橋でバングラ人相手にカリカリしても仕方ない。これが板橋流だ。神経質になっても全く物事が進まないだけでいいことがない。


意思の疎通が取れただけでヨシとしないと板橋では生きていけない。


↑今日の板橋格言


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というわけで、メコンソーダに溺れていたいずへいの首根っこを摘まんで再度お店へ。

こっちの店舗はまだオープン間もなく、しかも壁も棚も何から何まで手作りなため、訪れる度にじわじわ設備が増えてるというリアルタイム育成ゲームの様相を呈している。(もう一つ棚を入れたらひとまず完成らしい)

なんだか心なしかドラクエの商人の町を思い出したオレがいる。なんたって初めて新店舗に入った時は、壁際に棚が1個あるだけだったんだから……。(それで胸を張って 「新しいお店できましたねー!」 と言われた時の複雑な心境といったら)

そろそろ店舗内でクーデターが起こってオーブがもらえるに違いない。


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そんなことはさておき、本場の人が本場の飲食店向けに食材を集めているだけあって、店内には必要と思われる殆どの材料が揃っている。仮にない物があっても、「仕入れといてー!」 とお願いすると謎のバングラ人ルートであっという間に商品が届くので、試しにまず行ってみて遠慮なくあれこれ注文するといい。

オレとしてはヒーングのボトルが600円程度で売られていたことに感動。お陰でカレーの風味が一段とパワーアップしました。問題が2~3人前で耳かき1~2杯分くらいしか使わないのに100g入りボトルってことだけです。(使い切れねえ)


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さらに冷凍ケースの中にはチキンやマトンが1kgずつ売られており……って、これも安いし多すぎるし大変なことになってんなおい!マトン1kg使い切るのに何人前作ればいいんだよ!


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店の一番奥の棚にはバスマティライスなどの海外のお米や豆類なんかがぎっしりと。さらにこの棚にはオレの愛するパンチホロンも置かれているので要注目。後で書くけど、パンチホロンとターメリックだけで見事なカレーが作れるんだぜ。


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小さめの冷蔵ケースにはジュース類がぎっしり。これもこれでウマイんだよねえ。ちょうど暑い盛りだし、グァヴァジュースを3本くらい買ってジョッキで一気飲みしたい。

そんなこんなでいずへいも 「デカッ!」 「安っ!」 と嬉しそうにお買い物モードに突入し、あれこれと買い占めておりました。

この店はマジで楽しい。


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ここからはオレがロショナで過去に買ったスパイスのご紹介。


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どれもこれもサイズがデカく、パウダーで400gってのはいったい何ヶ月分なのかと問い詰めたい。しかもみんな 「よくわからないから100g100円ネ!」 的な意味の分からない値付けで、本当にこれで儲けが出ているのか不安で仕方ない。

だがお店の人いわく

「もっと値段下げますねー!」

と大張り切り。

いやお前、張り切る方向を間違ってるだろ?

「仕入れるトコいろいろ変えるからダイジョブですねー!」

いやまあアナタがそう言うなら有り難い話ですし止めはしませんけれども。出来れば値下げよりも従業員を1人増やして欲しいというかなんと言うか。


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パウダースパイスだけじゃなく、シナモンやシード系のスパイスも謎の板橋価格。相場の目安として、クミン・ターメリック・コリアンダーなどの日本でもメジャーなスパイスは比較的安く、それこそ 「面倒臭いから100g100円でいいや」 の世界。ただしポーションがデカイので、250gか400gか的な悪魔の選択を強いられる。

趣味でたまーにカレーを作るってだけの人にとっては、各種50gくらいで充分な気がしないでもない……。


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そしてオレがイチオシするのがパンチホロン。これは予め複数のシードスパイスがミックスされており、これをサラダ油なんかで熱するだけでもの凄くお腹が減る香りが部屋中に立ち込める。以前紹介した鯖のカレー なんかは、これとターメリックしか使っていないのに最高の仕上がりになった。

ただし、パンチホロンってのは配合が決まっているわけではなく、ここで売っているのは5種類しか入っていないシンプルバージョンだけ。スパイスに詳しい人は内容を見て足りないスパイスを買い足した方がいいかも。(オレはまだビギナーに毛が生えたようなレベルなのでコレで充分だが)


■総評
味:?
値段:☆☆☆(スパイスですら板橋価格っていう)
品揃え:☆☆☆(頼めば何でも仕入れてくれる)
店の雰囲気:☆☆
接客:☆☆☆
遠征:☆☆☆(大山に通いやすければネット通販で買うよりお得)
デート:?
DQN率:?

備考:とにかくスパイス料理に覚醒してしまったオレにとっては救い神のような存在である。その辺の通販で買うよりずっと安いし、店の人は日本語が上手なので色々と相談しながら買うなんてことも可能。なんだったら暇なときにオレがボランティアで店番してもいいと思うくらい助かってる。(意外と本気)

東武東上線を使いやすい場所に住んでいるならばぜひ応援してあげて欲しい。

近くスパイス説明やレシピ紹介の日本語ポップを書いてあげようかなあ……。(頑張れロザリー !これはキミにしか出来ない仕事だ!)


■Roshona(エスニック食材店)
住所:東京都板橋区大山東町25-16
TEL:携帯しかないみたいなので伏せとく
営業時間:10:00~22:00
定休日:おそらく無休
※上の住所をクリックすると出て来る地図は、以前紹介したあべよし という居酒屋の所在地です。このお店はそのお隣なので迷うことはないはず。




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