マナカマナ(大山・ネパール料理) ※突発板橋オフ編 | C.I.L.

マナカマナ(大山・ネパール料理) ※突発板橋オフ編

mixiで募集をかけて、久しぶりに板橋オフをやってみた。

今回のメンバーは汁カップル、きこうでんみさクンとーい withありんこ(ありさんアンテナ )、スカラヴィジョンの女社長 、♂×1、♀×2の合計9名。

実に6名が女性(かつ♂2名がパートナー付き) という意味のわからない比率でお届けしてみた。

で、今回板橋オフの会場に選んだのは大山のネパール料理の名店マナカマナ。ここは人数が多ければ多いほど天文学的に1人頭の支払額が減る不思議なお店であり、10~20人程度の飲み会にもってこいだったりする。(幹事になることの多い板橋区民は覚えておこう)




19時にお店だったので、「18時55分までに大山駅改札前に集合な!」 と言っていたにもかかわらず、幹事のオレが遅刻。家から歩いても10分くらいなのに遅刻。参加者一同からさっそく白い目で見られたがオレ様はこの程度じゃめげない。めげるくらいなら逆に火病る。




マナカマナの看板の前でポーズをとるきこうでんみさクン。嫌がらせで顔にモザイク入れてやった。

ちなみにHQNのオフィシャルネームは、フラッシュ編集部が付けた "きこうでんみさクン" というキモイ呼び方になりましたので、関係者各位その方向でお願いいたします。今後HQNの名前を出す際は "きこうでんみさ" の後に必ず半角で "クン" を付けて下さい。

そうするとHQNが本気で 「やめてやめてマジでキモイ!」 と喜びます。


さ、前置きはこの辺にして今回頼んだ物をダ~~~っと紹介していくぞ。かなりの量だからいつもよりテキストを少なめにするぞ。写真をアップするだけで心が折れたのは秘密だ。




こちらはマナカマナ名物のアルコアチャル。
そもそもこのメニューは "漬物" のような食べ物で、他の店では冷菜が出てくる場合が多い。しかしこの店のはジャガイモが茹でたてなのかホクホクで、漬物というよりは温野菜のスパイス&香草和えといった感じ。酒飲みでスパイスが平気な人間は騙されたと思ってコレを食べろ。




続いてこちらもジャガイモたっぷりのサモサ。
甘酸っぱいソースにつけてどうぞ。




スパイシーパパド。
上に乗ったトマトなんかがしっかりと辛い。耐性のない人は避けた方が無難だと思われるが、辛い物好きで酒飲みなヤツなんかにとっちゃ欠かせないアイテムである。




マナカマナのシーザーサラダはこんなにてんこ盛り。
オレがサラダを1個しか頼まなかったことについて 「足りる?」 とか言ったヤツがいたが、思わず 「だったらてめえここのサラダを1人1個食うかコラ!?」 と火病りそうになった。

9人で取り分けてもそれなりに行き渡るだけの量が出てきますので、滅多なことは言わないでください。2人で来たときに下手にここでサラダを頼むとそれで一日が終わります。マジでマジで。




ネパールの餃子モモ。
餃子というより小籠包に近く、中央の香草とスパイスで作ったソースを付けて一口で食う。中の餡もジューシーで美味いんだが、皮がモチモチしてて最高。思わず酒を片手にひょいひょい食べてしまう。




酒飲みの友達砂肝のスパイス炒め。
ちょいとピリ辛だが、それが砂肝の食感と合わさって中々に珍味である。




チキンマライティカ。
白いのはヨーグルトに漬け込んだ鶏肉を焼いているからで、見た目以上にしっかりスパイスが効いている。だが全体的に味はマイルドで、鶏肉がかなり柔らかく、個人的に大好きな逸品。ちなみに左上のソースはパクチー味なので、流石にそれは好みがわかれそう。





メロをジューシーに焼き上げたフィッシュティカ。
身のトロトロさと表面のスパイシーさが絶妙。


と、1品メニューはここまで。
ここからは悪夢のカレーマラソンに突入いたします。




その前にコーヒーブレークならぬアルコールブレーク。
写真はネパールの濁酒を日本にある材料で再現したというマナカマナ・チャン。白ワインとラッシーを組み合わたオリジナルドリンクで、ジュース感覚でガブガブ飲める。(が、アルコール度は意外と高い罠)




さて、お待ちかねのカレーマラソンですが、トップバッターはジャガイモとカリフラワーのドライカレーことアルゴビさん。

これはカレーとしてナンやライスと一緒に食べるより、1品料理として酒のアテにした方が美味いと思う。個人的にこれほどカリフラワーを美味しく食べられる料理って他にないんじゃないかなと。



続いてサグチキン(ほうれん草と鶏肉) さん。
しっかりとほうれん草の風味がして、スパイスは効いてるんだけど、角の取れたマイルドな味わいで美味い。




バターチキンカレーさん。
これはマイルドというより甘口にも感じるほど優しいメニュー。星の王子様のすげー美味しい版ってな感じでお子様にも安心。個人的にライスよりナンの方が明らかに合うと思われ。




誰かが頼んだ海老のカレー。
しっかりと海老の風味が出てて、あれこれ違う味を楽しめるってのは幸せだなと思った。普段はここでカレーを2種類も頼んだらそれで話が終わっちゃってた(主に胃の容量の問題) から嬉しくて嬉しくて。




定番のダール豆のカレー。
イマイチな店だと粉っぽいだけで味が薄っぺらくて厳しかったりするんだが、ここの豆カレーは少しボソボソした食感こそあるものの、優しい味の割に深みもあって美味い。個人的にあえてナンじゃなくライスにぶちまけてジュルジュル食いたい味だ。




こんなカレー軍団を受け止めるのは、日本人の魂ことお米先生。
ここのライスはデフォルトでサフランライスなんだが、ギューギューに型に詰めた上にテンコ盛りにしやがるので見た目以上に食い応えが凄い。




そんでもってきこうでんみさクンの顔の倍くらいあるプレーンナン。
ここでもさりげなくモザイクをかけて嫌がらせ。




バター染み染みのガーリックトーストのような味わいのガーリックナン。




ゴマがたっぷりで香ばしく、そしてほのかに甘いセサミナン。


マナカマナのナンはどれも美味くて、3種類ある内のどれを頼んでいいか悩んだため、折角なので全部頼んでみた。後悔はしていない。(なぜなら皆うまうま言いながらあっという間に平らげやがったから)

ここのナンって本当にそのまま食べても美味いんだよなあ。ガーリックナンは酒のアテになるし、セサミナンは甘めでデザートみたいに食べれちゃうし。

ふと 「ナンてネパール料理なのか?」 という素朴な疑問が浮かばなくもないが、美味いんだから全て許す。




とかなんとか言いつつも、カレーを食い尽くした後でデザートタイム。まずはマンゴーとミルクを混ぜ合わせてシャーベット状にし、薄くスライスしたマンゴークルフィー。

ここのは甘さ控えめで、マンゴーとミルクの優しい風味が心地よくて癒される。




ラルモンなんとかとかいう、酸っぱいヨーグルトの中にあま~~いドーナッツが入ったデザート。このドーナツがかなり変わった味で、少なくとも日本では食べたことがない風味がした。

で、ドーナツだけ食べると死ぬほど甘いので、ヨーグルトと一緒に食べて中和させるべし。




オレが注文した時はどいつもこいつも 「食いきれないよ!」 とか言ってたクセに、出てきてみたらあまりの美味さにあっという間になくなったデザートナン。

これはハーフサイズのナンを一口大に切り、上にバニラアイスを乗せて、メイプルシロップをかけてある。ここは本当にナンが美味いので、こういう食べ方をしても絶品なんだよなあ。




やはりラストはチャイで〆ないと。
ここのチャイは飲みやすいマイルドな味なので、かなり万人向け。(スパイシーなチャイが好きな人はちょっと物足りなく感じるかもしれん)



さて、9人で押しかけてこんだけ飲み食いして、一体いくらのお会計になったのかというと、なんと驚きの31,600円。1人頭で計算するとちょうど3,500円くらいである。

別にコースにも飲み放題にもせず、ただ食べたい物と飲みたい物をバラバラに注文しただけなのにこの価格。そしてこの味。この量。

まさしく板橋クオリティである。



と、ここで突然ですが……



10周年おめでとうマナカマナ!



思えばオープン当初はネパール料理ってのが地元民に全く認知されず、客が入ってもランチタイムの食べ放題バイキングだけという哀しい状況で、毎日のように店員総出でビラ配りしてたのに、よくもまあここまで繁盛させたなと。オープン当初から通ってたオレとして素直に嬉しい。


というわけで、オフレポのフリをして通常の板橋グルメマップとして紹介してみた。今回いきなり板橋オフを開いてみたのも、単に10周年を迎えるマナカマナでめいっぱい色々なメニューを食べたかったからというだけの理由だったりする。(衝撃の告白)



■総評
味:☆☆☆(ハズレなし)
値段:☆☆☆(人数がいればいるほど安くなる)
品揃え:☆☆☆(まったく不満は感じない)
店の雰囲気:☆☆(人気店なので少し騒々しいかも)
接客:☆☆(混雑するとテンパり気味に)
遠征:☆☆(ここまで良い店は有名繁華街にもあまりない)
デート:☆☆☆(ここは女性人気の方が高いかも)
DQN率:☆☆(人気店で美味くて安いという条件からDQN率高し)
※今後は店の評価をこういう表記にしてみようかと思う。



■マナカマナ(ネパール料理)
住所:東京都板橋区大山東町59-20 (雑居ビルの2F)
TEL:03-5375-6555
営業時間:11:00~15:00(ランチバイキングのみ) 17:00~22:30(LO)
定休日:基本的に無休