桜庭vs秋山戦に関して、みのもんたが暴言を。 | C.I.L.

桜庭vs秋山戦に関して、みのもんたが暴言を。

先日の記事でも書いた 『桜庭vs秋山戦』 に関する続報。

今日(1月12日)の朝に放送された、みのもんたが総合司会を務めるTBS系列のニュース番組 『朝ズバ!』 で、みのもんたが問題発言をぶちかました。


みのもんたは、ルール違反を犯した事が明らかになった秋山に対して



「秋山君は潔く謝ったね!みんな応援してるんだから、今後も頑張って欲しいね!」


「秋山君、こんな汚名は晴らさなきゃならないぞ!」


といった、好意的な庇う発言をしたのに対し、一方的な被害者である桜庭選手に対しては


「桜庭選手の言うことも当然だ。」

と、前置きとして桜庭選手の発言を認めるような言葉を発しつつも


「だけど当然のことでもこれ以上言わない方がいい。」

「これ以上 (自論を) 押し通そうとすると反動が来るぞ。」


などという、「お前はどこのヤクザだ?」 と言いたくなるような恫喝めいた言葉で締めくくった。


今回のみのもんたの発言の裏には、この格闘技大会を放送したのが同じTBSであるといった事情も隠されていると思われるが、それにしてもこの発言内容は酷すぎる。

今回の試合は、秋山がルールを無視した卑劣な手段で桜庭選手を騙まし討ちにしたも同然なのだ。


先日のFEG(K-1の主催者)の発表では、秋山が身体にルールで禁止されているワセリンなどの油分を含んだクリーム(乳液?)を塗っていたことを認め、秋山を失格処分とした。

だが、問題は身体のヌルヌルだけではない。


最も注目すべきは秋山の使っていたグローブなのだ。


FEGは 「グローブは試合後に回収して調べたが異常はなかった。」 と言っているが、この点が明らかにおかしいのである。


『秋山グローブ問題』 を簡単にまとめてみよう。

・グローブに付いているはずの企業ロゴが取れていた
・グローブの下に何か異物を仕込んでいるように見える


大まかに分けるとこの2点が最大の焦点となる。

詳しくは 『秋山問題』 のまとめサイトを各自参照していただきたい。



で、これに関してFEG側はこのような公式見解を発表している。

まずはそれをざ~~っと読んでいただこう。


(以下、FEGのオフィシャルサイト より引用)



検証結果 ~グローブ疑惑について~

(1) Dynamite!!第4試合後の休憩後にバンテージ・チェックした秋山選手とセコンド(門馬、山田両氏)が競技役員室にグローブを取りに来たので、審判 団のグローブ係・田沢競技役員より主催者が用意した「EDWIN」のロゴ入りのグローブを渡す。秋山選手は2Lか3Lか迷っていたが、実際にはめてみて3Lを選んだ。バンテージは主催者が支給した範囲のものであれば、ルール上いくら巻いてもOKだが、秋山選手はこの日多く巻いていたので、2Lでは入らなかった。→特に問題なし。


(2) 控室の映像でグローブを支給された秋山選手が須藤選手の試合あたりで控室に戻ってきているところが確認されている。その後、秋山選手ははめてていたグローブをはずして、秋山選手が用意したベッドの横に置いている。 この時、ロゴは両手とも確認。バンテージにも、審判団がチェックしたサインがあることを確認。→特に問題なし。


(3) Dynamite!!第8試合後の休憩後に秋山選手がウォーミングアップ・ スペースに登場。この時の映像を見ると最初チェックしたサイン入りのバンテージをはめた秋山選手がウォーミングアップをし、その後支給されたグローブをつけてミット打ち→寝技のスパーリングを行っている。映像ではミット打ち、スパーリング中に秋山選手の右手の「EDWIN」のロゴがどんどんはがれていくところを確認。スパーリング途中では、完全に右手のロゴがはずれてしまっている。→秋山選手が故意にグローブを変えた形跡はなく、問題なし。


(4) ウォーミングアップ終了後、そのまま汗をかいた秋山選手に対し、審判団のグローブ係、岸名審判員が入念にグローブチェックをし、問題がないということで、赤いテープをそれぞれの手首に巻き、検印を押していることを映像で確認。→この時、審判員は右手のロゴがないことを見逃しており、審判員のミスが発覚。本来、ここで予備のグローブに交換していれば、今回のような混乱は起こらなかった。


(5) 試合。秋山選手が入場し、リング上で芹沢サブレフェリーがボディチェック。この時もグローブチェックをしているが、右手に「EDWIN」のロゴが入っていないことをサブレフェリーも見逃している。→審判員サブレフェリー)のミスが再び発覚。


(6) 試合後、オイル問題もありリングから控室に退場する秋山選手に礒野ルールディレクターら数名が密着して同行する。控室途中の通路でボディチェックをする際、秋山選手より「腕が痛いのでグローブをはずしていいか」と言う要請が入る。そこで審判団の立会いの元で秋山選手のセコンドがハサミでグローブのテーピングとバンテージをカット。グローブ、バンテージともに異物が入れられていた形跡がないことを確認。その後、グローブはそのまま主催者が回収したが、公式の3Lのものだったことを確認した。→問題なし。


(7) グローブ製作会社への確認

<印刷過程>
①スポンサーからのロゴ納品→白ざぶとんに赤の「EDWIN」のロゴ2色。
②製品に圧着させる専用のシートにロゴを印刷。
③シートを規定の大きさにカット。
④シートに熱を加えて、グローブに圧着させて完成。

<はがれる可能性について>
昨年『FieLDS K-1 PREMIUM 2005 Dynamite!!』で問題がなかったので、同様の方法で行った。万が一はがれるとしたら、グローブが本革なので、革の乾燥の問題、または選手の汗があまりにも多い場合ははがれる可能性がある。→実際に、当日回収した全グローブのロゴ状態を検証。他のファイターでは曙選手のグローブのスポンサーロゴが若干はがれかかっていたのが確認できた。よって、実際に今回のスポンサーロゴがはがれる可能性があることが証明されてしまった。

<審判団の見解>
 以上の結果、グローブについては秋山選手の故意の不正はどこにも見当たらず、それは映像からも十分検証できた。また、過去の例から言うと、選手によっては硬いグローブを嫌がり、支給されてからグローブを装着するまで踏んだり揉んだりして柔らかくする人がいて、今後グローブにスポンサーロゴをどのような方法で入れるか課題が残った。製作会社は早急に検討することを約束。また、今回このような事態が起こった原因を作ったグローブ係の審判員とサブレフェリーにペナルティ処分を与えることを決定。さらに三重四重のチェック機能を作ることを今後、審判団で検討することになった。


FEGオフィシャルサイト内 『桜庭vs秋山戦の裁定に関する結果報告』 より)




かなり長くなってしまったが、ポイントを絞って考察していこう。


・企業ロゴ問題
FEG側は 「何らかの拍子にロゴが剥がれてしまうことが証明された」 と言ってはいるが、肝心の 「ロゴが剥がれそうになっている映像」 などは一切公表せず(これはTBS側の思惑か?)、FEG側が 「そう言っているだけ」 に過ぎない。

もしもキッパリと証明したいのであれば、TBSから録画した映像を借りて、動画ではなくとも、せめて静止画保存でもして公開すべきではなかろうか?



・グローブの下に何か異物を仕込んでいるように見える問題について


(これからアップする写真について前置き)

下の画像はTBSなどで放送された映像をキャプチャーした物だろうと推測されるため、様々な権利関係のお話が発生してしまうことを予め言っておく。

だが、この一件は下手をすると 『傷害事件』 に発展する可能性もある案件なので、『公共性のある問題を考察するため』 に以下の写真をアップさせていただく。(激しく言い訳がましいが)





まずは試合で秋山が着けていたグローブのアップ。

「妙なふくらみ」 や、「掌にある謎の物体」 と、「そこから指の付け根に向かって伸びている何か」 などが確認できる。



試合後に 「骨折していた」 という内容の会見をした際の秋山の手(というか指)のアップ。



この写真を見る限りでは、『グローブの中に何かを仕込み、それを握り込みながら戦っていたのではないか?』 という疑惑が浮上して当然である。

特に秋山の指の付け根辺りについたアザのような痕が気にかかる。

だが、これを証拠に 「秋山はメリケンサックを握ってたんちゃうか?」 などと言うことはできない。

なぜなら、長~~~いバンテージをガッチガチにグルグル巻きにして、それに水を染み込ませるなどして重量を増し、その上からグローブを着けた可能性も捨てきれないからだ。

現に、FEGは公式見解で 「バンテージの長さなどに関しては規定がない」 とハッキリと断言している。

よって、バンテージの長さがどれだけ長くなろうともルール違反にはならないのだ。

FEGの結果報告が全て事実だったとしても、これは明らかにFEG側のルールの不整備が招いた悲劇である。

そして実際に秋山が 「鉄製の何か」 などではなく、ルールで認められているバンテージをガチガチにした物を装着していた可能性もかなり高い。

なぜなら、これもFEGの公式見解に不穏な点があるからだ。


秋山選手は2Lか3Lか迷っていたが、実際にはめてみて3Lを選んだ。バンテージは主催者が支給した範囲のものであれば、ルール上いくら巻いてもOKだが、秋山選手はこの日多く巻いていたので、2Lでは入らなかった。→特に問題なし。



さて、秋山の手のサイズはどれほどだろうか?

『プロ格闘家として常識的な量のバンテージ』 を巻いたとして、ジャストサイズのオープンフィンガーグローブはLなのか、2Lなのか、それとも今回使用した3Lなのか。

FEGはさりげなく 「秋山選手はこの日多く巻いていた」 と明らかにしているのだが、これは一体どういうことなのか?

FEGの説明を真に受けても、いかに不備が多いか分かるだろう。


これはFEGが、ルールで禁止されてないからプロ格闘家なら相手を殺すことになりかねないと分かるほど大量のバンテージを巻き、それをガッチガチに固めてグローブを着け、それで桜庭選手を殴打しても問題ない と言っているのも同じだ。

確証の持てない噂ではさらにえげつない話も聞こえてくるのだが、飛ばし記事になるのも嫌なのでそれは書かない。

ただ、今のFEGの管理能力では、プロの格闘家を集めて定期的に興行を行う資格などないのではないか?と問題提起させていただく。

で、素人ではバンテージというのがどれほどの凶器になる得る物なのか分からないだろうから、どこかでコレを検証してみようと思うんだが…。


どうせなら 『秋山君』 を擁護するために無責任な発言をした、みのもんたとTBSがやってくれないかな?

まあ検証結果を誤魔化されてお終いかもしれんけど。




■以下壮絶な蛇足


という訳で、探偵ファイルの山木君。

ガルの金使える立場なんだからお前やれ。

格闘家気取りで試合に出たり、タイでムエタイの試合して悦に浸ってるヒマがあったらお前がこの検証をしてみろ。

もし検証してくれないなら、おはら汁サイドに山木の同僚の大住やえりすの話を全部書きますけどいいですか~?

と、ついこの間までの騒動を知らない人には絶対に誤解されてしまう蛇足文を付け加えてみた。