蒙古タンメン中本(ラーメン) | C.I.L.

蒙古タンメン中本(ラーメン)

気付けば1ヶ月ぶりの板橋グルメマップですが、激辛ラーメンで有名な 『蒙古タンメン中本』 を出し忘れていた事に気付いたオレ。


この店はTVや雑誌などへの露出が多いので、もしかしたら名前を聞いた事があるという人も多いかもしれない。


で、池袋・新宿・目黒とチェーン展開している中本ですが、今回ご紹介するのは当然のごとく上板橋の中本本店。


思えばオレが探偵ファイルで企画した 『激辛フードバトル』 の第一回戦を中本の池袋店で行ったんですが、その際にインターネット上の企画でしかないのに、参加者全員にタダで冷やし味噌(中本で一番辛いつけ麺)をふるまって頂いた訳で。


ありがとう中本。


ありがとう冷やし味噌。





と、ささやかな感謝の気持ちを胸に秘め、やって来ました中本本店。

この日は平日で、しかもランチタイムを外した事もあり、行列は出来ておらずすんなり入店。(ピーク時は1時間近く並ぶ事もアリ)




『蒙古タンメン』
これは中本の看板メニューで、辛味と旨味のバランスの取れた優れもの。

ようは野菜たっぷりタンメンの上に辛いマーボー豆腐を乗せた感じなんだが、野菜から優しい甘味が出ているので、激辛メニューは無理だという人でも充分食べられる辛さだと思う。


問題点は、早く食べないと麺がノビて不味くなってしまうんだが、どう考えても早食いできない熱さだということ。


猫舌の人は大人しくつけ麺系のメニューを食べた方が無難かもしれん。



『冷やし味噌』
これが中本で一番辛いとされている激辛メニュー。

だが、ただ辛いだけではなく、辛さの中にもコクがあって、口内や唇の痛みに耐えながらハァハァ言いつつ夢中でがっついてしまうという不思議な逸品。


食べた翌日はアヌルから唐辛子さんがコニャニャチワしてしまうため、おトイレタイムが大変厳しいことになるのだが、それでも何日かするとま~た食べたくなってしまうという 『ジャンキー量産フード』 なのである。

注意すべきは、つけ汁に麺をひたしてすする際に、思い切り 「ずずずず!」 とすすると、ノドに唐辛子が張り付いて死に掛けるという点である。こうなるともう、咳は止まらないわ涙は止まらないわと地獄の苦しみを味わい、水なんかいくら飲んだところで事態の解決にならなくなるので本気で注意。


※そういやこの日はたまたまなのか、辛さがイマイチだった。思わず卓上の唐辛子をガンガン振りかけて食べたんだが、これはオレの味覚がぶっ壊れてしまったのか、それとも本店が辛さを抑えるようになってしまったのか…。(味覚というより、もはや痛覚の問題かもしれん)



■総評

あくまで個人的な意見なんだが、この店は麺がそれほど美味しくない。というか、何の特徴もないどうでもいい麺である。


なので、オレとしては一度冷水で〆てシャッキリさせてある 『つけ麺系メニュー』 をオススメする。

『北極』 という 『冷やし味噌』 と同じくらい辛いラーメンメニューもあるのだが、それはもう湯気を吸い込むだけでノドが痛くなるというトンデモメニューで、辛い上に熱くて食えず、気付くと麺がノビノビになっているという、色々な意味で地獄メニュー。(隠れ猫舌のオレにとって鬼門と呼べる)


そんな訳で、オレは中本は 『冷やし味噌』 で一確だと思うなー。


腹ペコの時は 『冷やし味噌』 と 『半ライス』 を頼んで、つけ汁の中に入っている味の染み込んだ肉片を全部ライスの上にぶちまけてがっつく。それがオレ様の流儀。


点数を付けるなら、蒙古タンメン(ラーメン系メニュー)が85点で、冷やし味噌(つけ麺系メニュー)が95点て感じかしら。

思えばまだ中本がチェーン展開を始める前、オレ様は 『冷やし味噌』 が食いたくて食いたくて、しょっちゅう上板橋の本店までチャリンコで通っていた訳で。

下板橋(自宅近辺)→大山→中板橋→常盤台→上板橋と、東武東上線レートで換算するなら実に4駅分も疾走していた訳で。


池袋店ができて以降は、そっちの方が近いから本店へ行くことは稀になっちゃったんだが、それでも本店には思い入れがあるからか、行くたびに特別な感情が湧くんだよなあ…。


という訳で、上板橋本店以外にも池袋・新宿・目黒・吉祥寺に支店があるので、板橋が誇る激辛ラーメンを味わってみたい方はお近くの蒙古タンメン中本までぜひ。(個人的な感想だけど、味が安定しているのは上板橋の本店と池袋店だと思う)



■蒙古タンメン中本

住所:東京都板橋区桜川3-5-1 キャッスル桜川1F

TEL:03-5398-1233
定休日:年中無休

営業時間:平日=11時~2時 土&祝=10時~2時 日=10時~0時


アクセス:東武東上線上板橋駅下車。改札を出て 『五本けやき』 と書かれている方へ(確か改札を背にして右側だった気が)。駅を出たら左手の商店街を直進して川越街道へ抜ける。川越街道を渡った先の 「五本けやき」 という交差点近くにレッドロブスターがあるので、その交差点を右に曲がってひたすら直進(交差点付近に大きなけやきの木が生えてるので分かると思う)。しばらく歩くと真っ赤なお店が見えてきます。



■参考リンク
蒙古タンメン中本の道 (中本のお客さんが作ったファンサイト。各支店の情報などはコチラでどうぞ。)
※冷やし味噌とか北極は本当に辛いので、激辛メニューに慣れてない人は、とりあえず蒙古タンメンとか、冷やし蒙古タンメンあたりから始めるといいかも。



■追記

中本の冷やし味噌で満足できなくなった激辛ジャンキーのあなたは、都営三田線千石駅から徒歩3分の大沢食堂 で極辛カレーを食べるといいよ。(個人的に大辛カレー炒飯がたまらなく好き)


ただし中本みたいな正統派料理としての辛さではなく、明らかにデスソース系の辛さなので注意。


※大沢食堂の店主は日本で初めてキックルールでムエタイに勝った、日本初のキックボクシング王者なので、とりあえず入店したら畏敬の念を送ること。(空手バカ一代にも出てくるほどの人だったりする)