旅して恋する英会話
スカーレットです。
今日は、唐揚げを揚げました。
ラマダンなので、揚げ物ばかりしています。
唐揚げを揚げながら
NHK第二の語学番組を、なんとなく、聞いていて
わたしはどうして英語なんか教えてるんだろう？
と悔しさがこみあげて
歯を食いしばって涙目になりなりながら
鶏肉の行方を見守った。
昨日、WARというインド映画を観たことが
少なからず影響している。
インド映画を観ていると
イギリスによる侵略の歴史が
さまざまな角度で語られる。
その後遺症の一つである
ヒンドゥー教徒とイスラム教徒の対立・
そしてその融和の可能性
のようなテーマも
繰り返し語られる。
そして、ああ、こうして同じ民族の中の分断が
利害を操作しようとする列強各国によって
意図的に引き起こされてきたんだな、
っていうのを、
にじむように感じる。
まじ、ずるくて汚い
そして、そうやってできた対立軸は
今もなお健在で、
精神的な搾取が
物質的な搾取につながっている。
＊
日本は、どうかな。
戦後75年が経つのかな？
物理的には取り戻しても
精神的に失ったものを
骨抜きにされたものを
われわれは取り返そうと
意識下でものすごくあがいているんじゃないか。
We are at WAR.
＊
私が英語を教えるのは
英語？かっこいいー
英語しゃべれないの…恥ずかしいー
なんてメンタリティを助長したいからじゃないの！
英語はツール。
何より誇るべきは
自分に一つしかない母語
日本語を自在に操れるあなたは、
それだけで十分な価値を持っているのだ。
英語は、おまけ。
できたら、楽しい。
そもそも！
英語じゃなくっても、よかった。
ヒンディー語でも、アラビア語でも、インドネシア語でも、ダニ族の言語でも、パシュトゥーン語でも、スロベニア語でもチェコ語でも、よかった。
支配者の言語じゃなくって、よかったし、実際構わない。エスペラントでもいい。
だから、英語が喋れるひとが偉くて、
喋れない人が偉くないなんてことは
全然、ないんだよね、本当は！
でも、便宜的に実質的に都合がよかったから
都合がよいのを引きずって
英語が国際言語としての役割を果たしてる。
果たしてるから、
できると、便利
トレンドなんだよね。
強者の作り出したトレンドに
ちょっとアレルギー反応を起こしながらも
今の日本を外から俯瞰するためのツールとしての有効性を感じるから
わたしは英語を、
え？ただの言語でしょ？
って
今の自分のいる環境で
息苦しさを感じている人にこそ
喋れるようになって欲しいんだ。
まるで鼻歌を歌うように。
「英語？話せますわよ。ただの言語ですもの。
でも、母が一人であるように母語は一つ。
文化を持たぬ言葉はただの記号に過ぎませんことよ」
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