日本を出発してから4日目のお昼ごはんを食べてから、荷物をまとめてバスに乗り込み、ホスタイ国立公園の中にあるツーリストキャンプへ向けて出発した。



ホスタイ国立公園の手前で2台のジープに乗り換えるはずが、現地の旅行会社の怠慢でジープが借りられてなかったと、岡林さんが電話で激怒していた。バスでは絶対無理な道らしい…びっくり



とにかく当初の乗り換え地まで行って待つ事に…。



すでに記憶がおぼろげで、しかも行っても行っても同じ風景なのでよく覚えていないけど(さらに車の中ではほとんど寝ていたし)2〜3時間走ったところで、草原の中で止まり、ここで待ちましょうという事になった。






暑いのでバスの陰に座り、持ち寄ったお菓子でいきなり始まるお茶会。そして岡林さんの馬頭琴の演奏と、通訳ガイドのバギさんと運転手のモンゴルさんの歌。楽しくて踊り始める人もいる。



ここでは隠れるところがないので、バスの反対側で青空トイレ。モンゴルでは何でもアリ〜チュー



1時間ほど待って、そろそろ宴会にも飽きた頃、2台のジープがやって来た。最悪今日中にキャンプに行き着けないかもと心配していた岡林さんはホッとした表情でジープに乗り込んだ。



道があるんだかないんだかわからないような草原の中を感動的な夕焼けを見ながら走る事2時間(?)バスが通れないようなものすごい道と聞いていたけど、ジープの運転手はとても丁寧にゆっくりと車を走らせてくれたので、想像していたより楽だった。


空が暗くなる頃(夜の9時過ぎないと暗くならない)やっとホスタイ国立公園の入り口に到着した。当初の予定ではキャンプ地まで行って晩ごはんを食べる事になっていたけど、遅くなるからと、結局ここのレストランで晩ごはんになった。



晩ごはんを食べてから、30分ほど走ったところで運転手が近くにいたおじさんに道を聞いた。どうも道がわからなくなったらしい…

と言うのも、街灯もなく本当に真っ黒で標識のない道。(迷って当然。むしろ迷わない方がどうかしている)



散々聞いた後、しばらく走っているとさっきのおじさんがバイクで走ってきて先導してくれた。なんて親切な人〜!と思っていたら、途中で「この道を真っ直ぐ行け!」的な言葉を残しておじさんは帰って行った。



そこから1時間ほど走って、まだなん?本当にこの道で大丈夫なん?と皆が不安になった頃、再びさっきのおじさんがバイクで走って来て、今度はキャンプ地まで先導してくれた。



結局キャンプ地に着いたのは夜中の1時頃。
私が星を見たのは初日とこの日だけだった。(夜中の1時くらいにならないとキレイに見えない)



今度はゲルではなく木造のプレハブっぽい二人部屋のバンガローだった。