野村萬斎さんと言えば、朝ドラ「あぐり」からのファンなのですが、映画やドラマで俳優としても大活躍ながら、本来の狂言役者としても素晴らしい…



とは言っても、なかなか狂言に接する機会はなくて、去年お友達にお願いしてチケットを取ってもらい観に行ったのが初めて。その時は西宮?だったか…
何にしてもわざわざ遠くに出かけなくても近くで公演があるならそれに越した事はない…




と思っていたら、見つけちゃった。


岡山公演 チュー


S席買ってもチケット代だけで済むしね。




という訳で、行って来ました。



今回は、「東西」と名乗るだけあって、和泉流と大蔵流、両方が観られるお得な公演(と言ってもその違いはよくわらないのだけど)でした。しかも、万作さんと萬斎さんのお二人も出演。ご〜じゃす〜 お願い



能と違って笑いが基本の狂言ですが、それでも語る言葉が古い言葉で、時々わからない言葉があったりするけど、平安時代から鎌倉時代の古い言い回しや言葉がとても面白い…



と、その中に思わず「岡山弁⁉」と言いたくなるような言葉を発見!



「樋の酒」という演目の中で、主人が留守の間米蔵の見張りを任された太郎冠者が、隣の酒蔵を任された次郎冠者に対して
「けなり〜な〜」
を連発するのですが、これは通訳がいらない。
人に話しかける時に
「のうのう、〜」
と呼びかける事や、言葉の末尾に
「〜じゃのう」
が付くなど、なんだか懐かしい言葉が盛りだくさん。



岡山弁は乱暴で汚い言葉とよく言われるのですが、私は常々、岡山弁は鎌倉時代くらいの古い言葉を残す由緒正しい言葉と自負しているのですが、その通りの言葉が能や狂言の中に残されているのです。何だかウレシイ ニコニコ



舞台では遠くてよくわからないけど、幼い頃から訓練された役者さんの立ち居振る舞いがとても美しくて、指先からつま先まで無駄のない動きが、すでに一般人からはなくなってしまった、日本人の動きです。これは武道や茶道にも通じるのですが、道が付くものには、それに伴う美しい動きがあって、それは訓練されないと出来ない。一年365日の鍛錬なくては出来ない動きです。



日本建築しかり、無駄のない動き、場は美しい。西洋のものとは真逆の、Simple is bestの精神です。



しかも、狂言はそれを笑いで現している、究極の表現ですね。