栃木県鹿沼市で開かれる麻フェスティバルのために栃木県に来ています。



当日の朝では間に合わないし、夜行バスのチケットも取れなかったので、前日の飛行機で関東入り。しかも安いチケットを取るために朝一番のフライトだったので羽田に着いたのが朝の8時過ぎ。




その日は宇都宮のホテルに行くだけなのでどうしよう…と思っている時に仕入れた情報が横浜にあるシルク博物館。



日本の絹の歴史や情報を得る事が出来る貴重な博物館です。



写真はないけど、日本のみならず世界の蚕の種類、違い、歴史等が展示、図解されていてとても面白かった。特に蚕の仲間(蛾)とその繭。



これ、見た事ある〜!という繭もいくつかあって、今度山へ行ったら探してみよう!と思ったのでした。



ところで、羽田から横浜にあるシルク博物館までリムジンバスで行ったのですが、見事に降りるバス停がわからず気がついた時にはかなり乗り過ごしていました びっくり




雨が降る中、キャリーバッグを転がしながら、吹き付ける風に傘を煽られながら、ウロウロ…


グーグル先生のおかげでシルク博物館前に停まるバスに乗れました 照れ




シルク博物館を一通り見た後、まだ時間が早かったのと、何かの取材で入口でカメラ撮影をしていたので、ビデオを見て時間を潰したのですが、たくさんある中から選んだのが、美智子皇后がされている皇居での養蚕の貴重な映像。



明治天皇が東京の現在の皇居に移られてから照憲皇太后が長く途絶えていた皇居での養蚕を再開し、美智子皇后まで受け継がれてきたそうです。



そして、どの種類の蚕を育てるか決める時、皇后は迷わず日本古来の蚕「小石丸」を選ばれました。
「小石丸」は当時絶滅しかかっていた上、繭が小さく、糸が細いので、一般の養蚕農家、養蚕業者からは敬遠され、殆ど飼育されなくなっていた種類の蚕です。



でも美智子皇后は純国産のこの「小石丸」を大事に残しましょうと言って現在まで飼育を続けてこられています。


この皇后の判断が、奈良の正倉院の宝物の中にある古代布を復元する時に役に立ちました。調べた結果、古代布に使われているシルクが「小石丸」のシルクと極めて近い種類だとわかったのです。



現代に生きる、私を含めて多くの人が昔の物を「古くさい」「流行らない」「非効率」という理由で捨ててきましたが、本当に大事なものはその「古くさい」「非効率」な中にあるのかもしれません。



シルク博物館はそんなに大きな建物ではないのですが、大きな感動の余韻にひたりながら、その日は宇都宮まで快速列車で移動しました。