清惠ちゃんのお家に着いてから、またまた話が続き、どうも清惠ちゃんは次の日のお稽古(組みひもと和裁を同じ日に習いに行っている)の宿題がしたかったらしいのだけど、私がアレコレ聞くのでそっちに気を取られて出来なかったようです。
次の日の朝、清惠ちゃんは割と早くから起きて洗濯を済ませ、朝食を作りながら私が起きるのを待っていてくれ、前の晩にチラッと私が言っていた麻の葉のドリームキャッチャー作りをやってもいいよと言ってくれました。
清惠ちゃんが作るドリームキャッチャー、実はずっと前から気になっていたのです。
普通ドリームキャッチャーは丸い部分がクモの巣状になっているのですが、清惠ちゃんが作るドリームキャッチャーは、その部分が麻の葉柄になっていて、見ただけではどうやって作るのかわからないのです。
帰るまでに(10:29発の新幹線に乗る予定だった)出来るよ、と言われてせっかくだからと、作る事にしました。
精麻を裂いて丸い金属の輪に巻きつけ、細い麻紐でその中に麻の葉柄を作っていく。
清惠ちゃんがよった麻紐はとても綺麗。惚れ惚れしながら、その細い麻紐でクルクルと巻きつけながら麻の葉の形を作っていく。
最後に房の部分をくくり、それを丁寧に裂いてなでて仕上げる。
この、房の部分を作る時いつも綺麗じゃないなぁ、どうやったら他の人が作るように綺麗に細く裂けるのだろうと疑問に思っていましたが、清惠ちゃんの話を聴きながら手先を見ていると、なるほどこんなに丁寧にゆっくり手間を惜しまず作り上げていくんだなぁと改めて思いました。
で、出来上がりがこれ。
家に帰ってから一人でああでもない、こうでもないと考えながらもう一つ作りました。
このくらいかな…
いや、まだまだ。
このくらいかな…
いや、まだまだ!清惠ちゃんのものとは程遠い…
と、なでたり裂いたり、またなでたり…
だんだん光ってくる麻を見ていると、今まで自分がどれだけぞんざいに物作りをしていたか思い知らされます。
極める
今までわからなかったその意味に、一歩だけ近づいた気がしました。

