先日お友達に誘われて、矢掛に行って来ました。
矢掛は今でこそさびれた町ですが、1200年前から山陽道の通る由緒ある町です。
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4月27日の雛流しに合わせて、町中至る所にお雛様が飾られています。


去年オープンした矢掛屋というお宿のレストランでランチを食べました。
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矢掛御膳という名前のランチ、海辺でないのにお刺身がとっても美味しかったし、クワイの白和え(初めて食べたけど、シャリシャリして絶妙な歯応え)も美味しかったです。

ランチの後は矢掛屋の女将(若くて美人)に案内して頂いて、矢掛屋の中を見せて頂きました。
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鰻の寝床のような細長い店内には、いくつかのテナントと町の住民から預かっているという骨董品が展示されていて、数点は販売もされています。

その後は往来に出て町を散策。
数年前に来た時は人っ子ひとり歩いてなかった印象の矢掛ですが、最近は結構な人数の観光客が来られるようです。
今回は本陣の中も見せて頂きました。
私は何回か矢掛には来たことがあったど、本陣へは入ったことがなかったので興味津々でした。
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お殿様が入る表玄関の上り口には、何だかわからない絵が…
中国の猫の想像図らしいですが、耳が3つに尻尾が六本て…
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大きな梁や明かりとりの窓、竃も武家用の板間の竃と家族用の土間の竃がありました。
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この本陣は現在も個人所有で、持ち主の方は年に一度はこの家に帰って泊まるそうです。

ここは本陣の他に副業として酒屋もされていて、麹部屋や酒蔵などの部屋もたくさんあり、数少ない現存する本陣として当時を偲ばせてくれます。

来年度からは町のボランティアガイドが数人誕生し、お願いすると町の中を案内してくれるそうです。

矢掛屋に宿泊したお客さんの中には、倉敷美観地区よりも矢掛の方がいい、泊まって良かったと言われる人もいるそうです。
私も一度は矢掛屋に泊まってみたいなぁと思いました。

鉄道が現山陽道に開通してから寂れる一方だった旧街道の町矢掛ですが、町をあげて観光に力を入れているし、何より矢掛の町の人達が自分達で盛り上げようと、いろんな活動をされているのが伝わって来て、ステキな町だなぁと再発見でした。

上さん、誘ってくれてありがとうございました。