4月も終わりますね~ 乙女のトキメキ

今日の 音読会は


上田敏の 名訳詩から

スタート DASH!笑い


「山のあなた」

カール・ブッセ


山のあなたの空遠く

「幸」住むと人のいふ

ああ われひとゝ尋めゆきて

涙さしぐみ かへりきぬ

山のあなたになお遠く

「幸」住むと人のいふ



あまりにも有名で

たいへん美しく

哀しく寂しい詩です ブルー音符


人々が山のずっと向こうに

幸せがあると言うから

大切な人と探しに行ったよ

だけど

涙を流しながら

(ひとりで?)

帰ってきたよ


そしたら皆が

あなたの行ったその先に

幸せがあったのだよと

言うよ 桜


 幸せを遠い所に求める

人間の心をうたうブッセを 

上田敏は極上の日本語で

訳していますね 音符


もう一つ 流れ星


「春の朝」

ロバート・ブラウニング


時は春 日は朝

朝は七時

片岡に露みちて

揚雲雀なのりいで

蝸牛枝に這い

神 空に知ろしめす

すべて世は事もなし


自然の美しさを語り 

平穏無事が何より幸せ

と 言いつつ

この幸せがつかの間の

はかない喜びであると

意識せずにはいられない

また だからこそ

 この一瞬を大切にしたいと

 願う リボン


詩の 音読は

心が開いていきますね アップ


 

背景は1年にたった1日の

休みの朝を謳った作品 黄色い花


どうか素晴らしい1日と

なりますようにと

切なる願いが胸に迫る あせる


上田敏は

小泉八雲に師事し

上田敏を師 と仰ぐ菊池寛

情熱は繋がっていく 飛び出すハート


ところで

この詩から思い出すのは


「赤毛のアン」

モンゴメリー


 


 

 世界中 を魅了した

お転婆騒動記です


子どもの頃 好きだった

「ハイジ」「小公女」

「あしながおじさん」

どれも孤児です ビックリマーク


うるさい親がいなくて

羨ましかったなぁ~ バレエ


『こら こら』パンチ!笑い


「赤毛のアン」の最後


 アンは知っていた

真剣な仕事と立派な抱負と

厚い友情は

アンのものであり

誰も

アンが生まれつき持っている

空想と夢の国を

奪う事は出来ない

そして

道は常に

曲がり角があるのだ

「神は天にあり

世はすべてよし」と

アンはそっとささやいた


このささやいた詩が

ブラウニングの「春の朝」です


上田敏と村岡花子の

訳の違いが面白いですね ドキドキ


ところでアンは本当に

 村にとどまることに

満足しこの詩を

ささやいたのでしょうか 上差し


街の大学への進学に

憧れていたはずでした スター


 よしとしなければならない

自分の境遇を

飲み込んだのではないのか

深読みをしてしまいます おすましペガサスダッシュ


さらに

「水仙」ワーズワース

      田部重治 訳

 

 

谷また丘のうえ

高く漂う雲のごと

われひとりさ迷い行けば

折しも見出でたる

一群の

黄金色に輝く水仙


水仙に詩作の

インスピレーションを貰う

ワーズワースです


さらに

「見知らぬ土地」

      出口保夫 訳


ロバート・

ルイス・スティヴァンスン


さざ波たてる 川があった

それは青い空の

鏡のようだった


「ジギルとハイド」

「宝島」の作者です

冒険心に溢れた素敵な詩です 合格


 

 

 

 

暗誦 音読の

しがいがある

作品ばかりでした 本


また来月も

宜しくお願いしま~す うさぎ花



わたしの机
わたしの居場所 ハート