後期音読12回講座
本日終了 しました~
12回お疲れさまでした
パチパチ パチパチ
ではまず 長田弘さんの
詩からスタート
「美しいものの話をしよう」
美しいものの話をしよう
いつからだろう
ふと気がつくと
美しい言葉をためらわず
口にすることを
誰もしなくなった
そうして
私達の会話は貧しくなった
美しいものを美しいと言おう
から始まる美しい詩です
風の匂いは美しいと
渓谷の石を伝わってゆく
流れは美しいと・・・
素敵な風景やきらめき
色とりどりの草花
次々 と情景が浮かびます
五感を震わす言葉の数々に
眠っている魂が
揺さぶられますね
ゆったりとした気持ちで
読んでみましょう
さらに・・・
「大きな木」長田弘
「木」草野心平
「木」田村隆一
三作品を味わいながら
音読しました
どなたでも
好きなものを謳うとき
キラキラ眩しいですね
とくに田村隆一さんの詩は
好きだ 好きだ
好きだの連発
私も好きなものに
心が一杯な毎日を
目指しているので 共感
田村隆一さんは
本妻と同居の妾の子どもで
たしか八男です
当時はよくあることでした
私の小学校の同級生にも
本妻と妾さんの子がいました
生い立ちを知れば
その詩のパワーは尚更です
木という
同じテーマで読むのも
なかなか楽しいですね
さらに
この半年で滑舌も良くなり
読むということに慣れた
皆さんの 現状維持のため
2代目市川團十郎作
歌舞伎十八番の
「外郎売り」 をご紹介
まず私が暗誦 (4分10 秒)
してから
皆さんと読みました
10分 以上かかりましたが
クスクス笑いながら
読んでいただけでよかった
舌って うまく
回らないのが歯がゆいですね
さて
お別れの時です
最後は 小泉吉弘さんの
「1秒の言葉」
・・・
「さようなら」
この1秒ほどの短い言葉が
一生の別れになることがある
1秒に喜び 1秒に泣く
一生懸命 1秒
また どこかで
お会いしましょう
パチパチ パチパチ
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