今日の音読は

室生犀星さんから・・・スター


「え~ 読んだことなーい」


そうですか・・・

私は中学の終わり頃

「性に目覚める頃」という

センセーショナルな題名の

作品を読みましたよ ドキドキ

 

本屋さんのレジに

持って行った時

なんだか悪いことするみたいに

緊張したことを

思い出します バレエ


可愛い ぃ~ ピンクハート


余談ですが

大正8年

当初の題は「発生」でしたが

中央公論の編集者 と相談し

「性に目覚める頃」に

なりました キラキラ


 大ベストセラーに メラメラ


さすがの編集者です ブルーハーツ


私も編集して欲しいデス キューン



 

今回はエッセイで

「冬の庭」です


冬になると

庭を眺める時が少ない・・・


 冬の庭の味わいの深いのは何といっても霜で荒れた土がむくみだし それが下ほど凍えて 上のほうが灰のように乾いている工合である 苔は苔のままむくみ上がっているところに 何とも言えぬ深い寂しみがしまわれていて 踏んで見るとざっくりと土が沈む 乾いた灰ばんだ何処か蒼みのある土がたまらなく寂しい・・・


私は秋から冬のはじめの

ハイキングが好きですが

その訳を聞かれても

上手く言えないと思うのですが


まさに 

この室生犀星さんの

言葉の ままです


地面に張り出した

木々の根をまたいだり

踏んだり

時には鎖場のように

つたったり・・・


シンとして死んだような

木々の

息を詰めている気配が

感じられ

寂しさを共有し

寂しさを楽しめる


秋から冬のはじめの

ハイキングが好きです


国木田独歩の「武蔵野」 にも

ひどく惹かれます 飛び出すハート


 


 さらに犀星さんの

「本」「朝の歌」という詩も

音読しました 笑い


 


次は

 「平家物語 巻第11 

        先帝入水」


 

 

 

この季節になると

平家物語を語りたくなります 音符


今回は安徳天皇と二位尼が

入水する場面です 目あせる


「へも尼ぜ 我をばいづちへ

具して行かんとするぞ」


おばあさま 私をどこへ

つれていくの・・・


「波の下にも都の さぶろうぞ」


この海の底に

 (極楽浄土という) 

都がありますよ


耳なし芳一なら

平家の怨霊がドッと

涙を流す場面です 💦


 

 


さらに定番の

「平家物語 冒頭」

も読んでみました ベル


4作品が静かに進んだので

最後は 糸井重里さんで

明るく ハートのバルーン

 

 

 

「糸井重里の言葉」


ひとりぼっちだなぁ 

という感覚は きりきりっと

寒い冬の北極星の光のような

ものじゃないのかなぁ・・・


糸井さんの言葉は

心に しみとおっていきます 恋の矢


もう1作 乙女のトキメキ


「たのしそうにしていること」


たのしそうにしているのは

とてもいいことだ

こころからそう思うのだけれど

たのしそうにしていることは

あんまり簡単じゃない


たのしそうにしていちゃあ

 いけない時が

なんだかずいぶん

しょっちゅうあるからだ・・・


この作品を

今こそ紹介したいと思います


全文掲載は

はばかられる作品です 流れ星


皆さんと大きな声で

読みました 上差し


このブログを

読んでるあなたにも

大きな声で読んでほしいな 笑




新しいメンバーも2名増えて

さらに賑やかになりました アップ