まだまだ
お暑うございます
本を読んでいるだけなのに
おでこがテカってしまいます
さて
今日の音読は・・・
「,風立ちぬ」堀辰雄です
「風立ちぬ いざ生きめやも」
ポール・ヴァレリーの詩から
とった一節が印象的ですね
生きめやも・・・
目の前に迫る確かな死に
それでも
この生を
やめるわけにはいかない
やめさせるわけにはいかない
という思いです
さらに
序曲(冒頭)から
ロマンチック
「風立ちぬ」
それらの夏の日々 一面に薄の生い茂った草原の中で お前が立ったまま 熱心に絵を描いていると 私はいつもその傍らの一本の白樺の木陰に 身を横たえていたものだった
堀辰雄の父は
広島藩士族「堀浜之助」
明治維新後
病身の妻「こう」を残し
単身上京
そして
出会った「西村志気」との間に
「辰雄」が生まれる
「志気」は
「こう」上京により
「辰雄」を連れ
「上條松吉」と結婚
「松吉」は江戸っ子気質で
さっぱりした性格だったそうで
分け隔てなく育てられた
「志気」は
関東大震災で亡くなり
そのあと
「辰雄」は養父が死ぬまで
実の父と思っていた
籍は「堀浜之助」の子と
届けられたため
「堀浜之助」の恩給は
成人するまで「辰雄」に支給
「辰雄」の学費にすべて
使われていた
昭和8年
芥川龍之介の恋人の娘
綾子と出会い
「風立ちぬ」が生まれる
ともに結核を患っていたため
八ヶ岳山麓の
「富士見高原療養所」に
入院した
ゆっくり静かに
読み始めましょう
皆さん
読み慣れてきましたね~
写真は
職場に飾った切り紙作品です