綺麗な朝焼け ドキドキ

源氏物語の帚木の帖を思いだすね






つれなきを 恨みもはてぬ しののめに

 とりあへぬまで 驚かすらむ


空蝉と
思いがけなく一夜を過ごした源氏の
別れ際の歌

優雅ね~ パンチ!

平安時代は陰陽道に支配されていた
方位を考えてわざわざ
行きたい所を通り過ぎ
大回りをして戻ってきたりしていた

方がえだ

なんと まどろっこしい ニヤリ

そこで出会ったのが 空蝉

左大臣の娘 新妻 葵の上が
なかなか 打ち解けてくれなくて
居心地が悪い源氏

「方位が悪く泊まることができません」
な~んて言って そうそうに
左大臣家を出ていく源氏

さぁ どこへ行こう…

「最近このあたりで
  庭を新しくした邸があります」

の情報ありで 押しかけていく

わ~ めちゃくちゃ あせる

臣下に下がったとはいえ
帝の息子に突然訪ねてこられ
家の者は大慌て

どーしよー 汗

お酒を出したり
料理を運んだり
さらには
「とばり張のしたくがなければ片手落ち」
などと催馬楽になぞらえて
「寝室に女は用意されてるか?」
と源氏にいわれオタオタ

やんわり断られた源氏は 
こともあろうに

家の主人の義理の母
空蝉を寝室に連れこんじゃいます

女房 中将に見咎められると

「明け方迎えに来なさい」などと
堂々としたもの

源氏のこーゆーとこが
読者の好き嫌いが別れるとこねー

当然 空蝉は恥ずかしさと悔しさに
ただ身悶えして泣く

そりゃあ そうだ DASH!

そこで 明け方
源氏は和歌を ひとつ



つれなきを 恨みもはてぬ しののめに
 とりあへぬまで 驚かすらむ

なんて訳すかな

あなたに連れなくあしらわれ
恨み事を言い終えていないのに
東の空は早くも白み始めてしまった
一番鳥すら鳴いて私をせき立てる

どうしてみんなで私に帰れと言うの~

こんな感じ はてなマーク

源氏17歳 初夏


紫式部の冴え渡る文章

魅力がいっぱい ラブラブ


現在 講座『聴く源氏物語』は
228回め

まだまだ続きます



あ″~ 今日は明日の朗読会のゲネ

行かなくちゃ~

10月1日土曜日
京浜急行逸見駅近くの浄土寺本殿で
佐藤さとるさんの作品を朗読します

13時からです

来てね恋の矢