優しさは… | おはなしてーこのお話

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ふっと生まれたお話や感じたことを書いてます。

人は優しさを称賛する。

それは、美しいことだからだ。

 

けれど、その優しさに酔いしれ続けていてはいけない。

酔いしれれば、真実が見えなくなるから

本当に優しさの必要なところがどこなのかが解からなくなるから

 

どこまで行っても他人事だ。

それをわかった上で

人は人に手を差し伸べ、寄り添わなくてはいけない。

 

優しさは・・・

時として人を傷つける。

 

思いやりや優しさといったものを

感じれば感じほど

人は、自分の意にそわないことでも受け入れようとする。

それも優しさだ。

 

そうなったとき優しさは、

人を傷つけるものになる。

相手に荷を負わせ、傷つける。

自分に荷を負わせ、傷つける。

 

だからこそ、優しさを持って人に手を差し伸べるとき

他人事なのだということをわかっていなくてはいけない。

共感は出来る、同情は出来ても

その人自身でないことを分っていなくてはいけない。