昨年、初演した
おはなしDecoBee♪「ねこはしる」のために、
テーマソングというか、イメージソングとして、
『雲がはしる』という曲を作りました。
それ以前からのレパートリー、「あらしのよるに」にも、
『どこかに青空』というテーマソングがあって、
こちらは、ステージの締め括りに
会場の皆さんと一緒に歌うのが恒例でしたが、
『雲がはしる』は、
当日いきなり歌っていただくには少々難しい曲になってしまいましたので、
パフォーマンス中の挿入曲として演奏しています。
さて、
先日あった、幼稚園での公演では、
演目に「ねこはしる」をリクエスト頂いたのですが、
せっかくだから、
パフォーマンスを鑑賞してもらったあとに、
みんなで歌う時間が欲しいと思いました。
そこで、
以前から考えていたことなのですが、
“おはなしDecoBee♪”のテーマソングとして、
誰もが歌いやすいような曲を作ることにしました。
今日、出会った物語を、
あなた自身の生きる物語の中で、
いつか思い出して欲しい。
そして伝えていって欲しい。
私達との再会も含めた、
様々な“またいつか”の思いを織り込みたいと思って
取りかかりました。
取りかかったものの、
いかんせん力不足で、どれほど伝えられたかはわかりません。
けれど、自分にとっては愛しい歌ができました。
辛うじて公演一週間前に楽譜を送った新曲を、先生のピアノ伴奏で練習して、
公演の最後に園児の皆さんが一緒に歌ってくれました。
天使の歌声。
子供の声というのは、琴線に触れる不思議な力があります。
拙作に若い命が吹き込まれたそのときには、
目頭が熱くなるような喜びがありました。
当日はまだタイトル未定でしたが、
ようやく決めました。
『未来のページ』。
幼稚園ではすでに“おはなしのうた”で定着してしまったらしいのですが、
そんな通り名があるのも、また素敵です。
何年か先に、
「え!?これって“おはなしのうた”じゃないの~!?」
なんて会話が、どこかでされていたら、
ちょっと楽しいかもしれません。
3月9日のチャリティー公演でも、お集まりの方たちに
『おはなしのうた』…じゃなくて『未来のページ』を、
一緒に歌って頂きたいと思います。
当日に先立って、このブログでも紹介する予定ですが、
もう少々お待ちください。
“元”天使の歌声に出会えるのも楽しみにしております。
Danny
おはなしDecoBee
第3回チャリティーライブ
『ねこはしる』(童話屋より)
工藤直子(野間児童文学賞「のはらうたⅤ」)
2013年3月9日(土)
13時30分開演
日本キリスト教団
信濃町教会 2F集会室
大人1000円
こども(小学生以下)500円
※収益を、義援金として募金いたします。