天理教の海外拠点であるアメリカ伝道庁で青年づとめをしていた時のこと、買い物に行った私はある壁にぶつかっていました。
ノートを探していた英語初心者の私に、横にいる男性がいかにも話しかけてきそうな雰囲気を出していたのです、、!!

アメリカで道を歩いていたり、買い物をしていると「うわ、この人いかにも声かけてきそうやなあ」って人がいます。笑
そういう人にいざ声をかけられたら、会話をして英語を勉強したいという気持ちはあるのですが、やっぱりまだまだ英語に自信がないので、話しかけないでほしい、、という気持ちが勝ってしまって、その人を絶対見ないようにしたり、聞こえないフリをしたりしていました。

明らかに見つめられている雰囲気を感じ取り、心では「やめてくれ〜」と思いながらノートを選んでいると、やっぱり声をかけられてしまいました。
「○!※□◇#△!」と高速の音が耳に入ってきたので私は安定に聞こえないフリを実行。

しかしこのままノートを選ぶのは少し気まずくて、男性の方を見るとやっぱりこっちを向いていて、バッチリ目が合ってしまいました。
すると男性はもう一度声をかけてきてくれ、彼の英語をよく聞くと「I like your shirt!」と私が着ていたシャツを褒めてくれていたことが分かりました。

それから「それどこどこのやつ?」とブランドを聞かれ、「いやこれは日本で買ったやつだよー」と答えて、「今年の6月にアメリカに来たからまだ英語を話すのが得意じゃないんだよね」と伝えると「いやいや!君の英語はいい感じだよ!」と言ってくれました。(英語初心者だったので合ってるか分かりませんが。笑)
全く知らない人なのに楽しい会話ができてとても幸せな気持ちになったのを今でも覚えています。

テレビ番組や海外映画の印象から、海外に対して怖いイメージを持っていた私でしたが、そのイメージはアメリカに来てガラッと変わりました。

すれ違う人の着ている服を褒めたり、1つだけ商品を持ってレジに並んでいると「先に行きなよ」と順番を譲ってくれたり、良い意味で上下関係がなく年齢の壁を越えて友達のように話ができたり、人が何かに挑戦する事を馬鹿にせず心から応援してくれたり。
アメリカの文化が素敵すぎて大好きになり、日本に持ち帰って真似したいと思いました。

せかいぢういちれつわみなきよたいや
たにんとゆうわさらにないぞや
(おふでさき 13-43)

この出来事を通して、私はまだまだ他人は他人という考えが頭にあるなと思ったので、まずは素敵な服を着てる人がいたら「その服いいね!」と勇気を持って声をかけてみようと思います。

この文章を読んでくださってる方へ。
もしメガネをかけたのっぽの男に急に服を褒められてもびっくりしないでくださいね。笑
最後まで読んでいただき、ありがとうございました😊