
ホンジュラスに行ってた2年間は、定期的な歯科検診がないので、虫歯は致命傷です。
一応、首都にはいくつか歯医者さんがあって、小さい虫歯なら見てくれます。
でも、大変な事態になると、ホンジュラスでの処置には不安があるため、日本に強制一時帰国しなくてはいけないという恐ろしい決まりがありました。。
わたしはどういうわけか、めちゃくちゃ歯が丈夫で、日本ではほとんど歯医者さんに行ったことはありませんでした。歯が黒くなってるーーー!!!と思って慌てて歯医者に行ったら、「これ、“ゴマ”ですよ…」とか。
しかーし、ホンジュラスで1度、その大変な事態を起こしてしまったのです。。
歯が痛いなぁと思って、首都の歯医者に行きました。
「冷たいものを食べたらしみるか?」 「はい!」
「あったかいものを食べたら痛むのか?」 「はい、とても!」
「甘いものを食べたら痛んだりするのか?」 「ええ、すごく!」
「夜、歯が痛くて起きたりするか?」 「そりゃーもう!」
いろいろ質問されて、とにかく感じる痛みの3倍くらいの表現で答えました。
レントゲンを撮ったら、下の歯の親知らずが、歯茎の中で横にどんどん成長していて、隣の歯にめり込んでいってる具合でした。
「こりゃーいけない!すぐ手術だ!これは大がかりな手術になるだろう!」
と先生は言い、部屋の奥から古びた本を持って来ました。
その本は、処置のやり方を説明した本で、先生は私に「こうやるんだってー」とか言いながら見せてくれたのですが、血だらけの写真がてんこもりで、「殺されるーーーー!!!!」と本気で思いました。
「僕、できるよ!!まず歯茎を切って、中の親知らずを割って砕いて取り出すんだ~!」先生は自信満々でした。
おまえ、確実にやったことないだろう!!と思いました。。
一緒に付き添ってくれた健康管理員さん(日本人)が危険を察知し、「事務所で検討します」と言ってくれたおかげで、その場からようやく解放されました。
事務所で、「ホンジュラスではこの処置は危険なので、とりあえず日本の本部に連絡して今後のあなたの措置を考えます。」と言われました。
本部からの回答は、「本人が痛みを感じるようなら、すぐに帰国させて親知らずを抜くように!」とのことでした。
今考えると笑える。
でも、このときは必死です!
2年間の活動を全うするんだ!日本には帰れんのだ!!
…ということで、
「わたし、全然痛くありません。」
と言って逃げました。
歯医者でさんざん「痛い」とか「しみる」と訴えたけど、実際虫歯ではなかったのだから、自分の感覚ってあてにならんもんだなぁと思いました。
日本に帰ることになるかもしれない、というのが頭をよぎった瞬間、痛みも引きました。笑
“病は気から”ですね。
…で、あれから1年が経ち、日本に帰って来て、やっかいな健康保険証の手続きをして、
やっと日本の歯医者に行くことができました。
で、先生に「この親知らず、抜かなくていいよ!」とあっさり言われました。おわり。
帰りの道端に咲いていたコスモス。







