7月5日の将棋対局は15局(2024.7.5) | 東京の四季(庭園&公園)のブログ

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◆7月5日の将棋対局は15局

 

(1)第37期竜王戦決勝トーナメント3回戦

①斎藤慎太郎八段(1組5位)vs高野智史六段(4組優勝)

 ※斎藤慎太郎八段(31歳)は2012年4月18歳でプロ入り。8期でA級入りと順調に昇級したのに対し高野智史六段(30歳)は2015年10月21歳でプロ入りして順位戦はC級2組に滞留して9期目。そうした関係か対戦は2020年度のNHK杯1局のみで斎藤慎太郎八段が勝っています。C級2組とC級1組はほとんど実力差が無いように思えますしB級2組もそれほど差があるとも思えません。多人数で10局戦いますから将来A級に上がるような逸材と対戦する機会は1局か2局。B級1組に上がると13名の総当たりになり対戦相手はA級を目指す逸材とA級経験者ばかりで腕を磨くには絶好の環境に身を置くことになります。ここを勝ち抜いてA級に定着で切ればトップ棋士。名人獲得のチャンスが与えられます。従ってB級1組に上がらないと七段止まり、50歳くらいになって勝ち星を重ねて八段に昇段出来るかどうかというレベルで引退を迎えることになりかねません。高野智史六段は実力的にはB級1組レベルに達していると思われますが取り敢えずは早くC級2組を脱出して欲しいものです。さて、竜王戦の決勝(挑戦者決定)トーナメント2回戦を勝ち上がった高野智史六段には「1組の壁」が3枚立ちはだかります。1の壁は5位の斎藤慎太郎八段、2の壁は4位の広瀬章人九段、3の壁は1組優勝の山崎隆之八段で3人全員がB級1組の棋士という面白い顔ぶれとなりました。

 

(2)第10期叡王戦段位別予選九段戦Bブロック

・1回戦

②福崎文吾九段vs井上慶太九段

 ※勝者は同日2回戦で久保利明九段と対戦します。

 

・同2回戦

③久保利明九段vs②の勝者

 ※勝者は準決勝進出で島明九段vs深浦康市九段戦の勝者と対戦します。

 

(3)第72期王座戦挑戦者決定トーナメント準決勝

④鈴木大介九段vs永瀬拓矢九段

 ※前期に信じ難いポカで王座を失った永瀬拓矢九段がタイトル奪回を目指しての準決勝。恩師と仰ぐ鈴木大介九段とは4戦して敗け無し。勝者は決勝進出で羽生善治九段vs広瀬章人九段戦の勝者と対戦します。

 

(4)第50期棋王戦挑戦者決定トーナメント2回戦

⑤佐藤康光九段vs杉本和陽五段

 ※杉本和陽五段(32歳)は今年度10勝2敗と絶好調。レジェンド相手の初手合わせで波乱を起こせるか?勝者は3回戦で斎藤慎太郎八段vs澤田真吾七段戦の勝者と対戦します。

 

(5)第96期棋聖戦一次予選ロ組

・1回戦

⑥瀬川晶司六段vs渡辺正和六段

 ※勝者は同日2回戦で宮田敦史七段と対戦します。

 

・同2回戦

⑦宮田敦史七段vs⑥野勝者

 ※勝者は準決勝進出で金井恒太六段と対戦します。

 

(6)第18回朝日杯将棋オープン戦一次予選

・9組1回戦

⑧矢倉規広七段vs福間香奈女流五冠

 ※勝者は同日2回戦で安用寺孝功七段と対戦します。

 

・同2回戦

⑨安用寺孝功七段vs⑧の勝者

 ※勝者は準決勝進出で藤井猛九段vs片上大輔七段戦の勝者と対戦します。

 

・14組1回戦

➉中田功八段vs竹内雄悟五段

 ※勝者は同日2回戦で船江恒平七段と対戦します。

 

・同2回戦

⑪船江恒平七段vs➉の勝者

 ※船江恒平七段(37歳)は2010年10月23歳でプロ入り。2024年3月12日の勝利で六段昇段後公式戦150勝を挙げ七段に昇段しました。勝者は準決勝進出で井上慶太九段vs村田顕弘六段戦の勝者と対戦します。

 

・16組1回戦

⑫南芳一九段vs藤原直哉七段

 ※勝者は同日2回戦で山崎隆之八段と対戦します。

 

⑬有森浩三八段vs加藤桃子女流四段

 ※勝者は同日2回戦で出口若武六段と対戦します。

 

・同2回戦

⑭山崎隆之八段vs⑫の勝者

 ※勝者は準決勝進出で坂口悟六段vs古森悠太五段戦の勝者と対戦します。

 

⑮出口若武六段vs⑬の勝者

 ※勝者は準決勝進出で長岡裕也六段vs横山友紀四段戦の勝者と対戦します。

 

◆将棋連盟 棋士別成績一覧(レーティング)