6月25日の将棋対局結果(2024.6.26) | 東京の四季(庭園&公園)のブログ

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◆6月25日の将棋対局結果

 

(1)第37期竜王戦決勝トーナメント1回戦

①〇渡辺和史七段(5組優勝・先)vs●藤本渚五段(6組優勝)

 ※竜王戦決勝トーナメントは破格の対局料が魅力。6組優勝の藤本五段は47万円、5組優勝の渡辺和史七段(竜王戦連続2回昇級により昇段)は53万円。勝つと次の2回戦は53万円ですがかつ進むほどに対局料が上って行きます。昨年の第36期では5組優勝の伊藤匠六段(現叡王・七段)が1回戦から決勝まで勝ち上がり挑戦権を獲得しました。決勝までの獲得対局料は932万円、七番勝負は敗退しましたが準優勝賞金1650万円(多分)を得ていますから合計2582万円。また、5組優勝の棋士が挑戦者になったは竜王戦史上初の快挙で5組から一気に1組に昇級となり1組は定員がオーバーし、4組は上がって来るハズの棋士が素通りして欠員になるなどの珍事が生じました。

 ※超新星・藤本渚五段は伊藤匠七段以上の大物かと見えましたが大分相手が強くなって来て敗けが目立ち始めました。それでも今年度11勝4敗、勝率.733ですからはまだ底が見えたとは言えません。勝った渡辺和史六段は2回戦で4組優勝の高野智史六段と対戦します。

 

(2)第37期竜王戦6組昇級者決定戦Aブロック2回戦

②〇横山友紀四段(先)vs●森本才跳四段

 ※勝った横山友紀四段は3回戦で泉正樹八段vs岡部怜央四段戦の勝者と対戦します。

 

(3)第50期棋王戦挑戦者決定トーナメント

・1回戦

③〇羽生善治九段vs●大橋貴洸七段(先)

 ※勝った羽生九段は2回戦で菅井竜也八段と対戦します。

 

④●山崎隆之八段(先)vs〇澤田真吾七段

 ※勝った澤田七段は2回戦で斎藤慎太郎八段と対戦します。

 

・同2回戦

⑤●稲葉陽八段vs〇中村太地八段(先)

 ※勝った中村太地八段は3回戦で渡辺明九段vs都成竜馬七段戦の勝者と対戦します。

 

(4)第96期棋聖戦一次予選

・イ組1回戦

⑥●野月浩貴八段vs〇近藤正和七段(先)

 ※勝った近藤正七段は同日2回戦で⑦の勝者・小山怜央四段と対戦しましたが敗退。

 

⑦●星野良生五段(先)vs〇小山怜央四段

 ※勝った小山怜央四段は同日2回戦で⑥の勝者・近藤正和七段と対戦して勝利。

 

・同2回戦

⑧●近藤正和七段(⑥の勝者)vs〇小山怜央四段(先・⑦の勝者)

 ※勝った小山怜央四段は準決勝進出で西山朋佳女流三冠と対戦します。プロ編入試験に合格してプロ入り。フリークラスからのスタートとなった小山怜央四段(30歳)は順位戦C級2組昇級を目指していますが昇級ラインのクリアが目前に迫っています。昇級条件は30局以上で勝率.650以上とありますから手っ取り早いのは20勝10敗で、勝率.6667。21勝11敗で勝率.6563、23勝12敗、勝率.6571。小山怜央四段は直近30戦で19勝11敗、勝率.6333であと2勝連勝すれば昇級条件を満たす処まで漕ぎ着けています。

 

(5)第32期銀河戦Cブロック7回戦

⑨●中川大輔八段vs〇狩山幹生四段(先)

 ※狩山四段は5人抜き成るか?載)敗れても決勝トーナメント出場権は獲得済み。

 ※狩山四段が5人抜きで8回戦進出。増田康宏八段と対戦します。狩山幹生四段(22歳・3年度目)はジワジワ力を付けてレーティング・ランキング52位まで上昇。

 

◆将棋連盟 棋士別成績一覧(レーティング)