◆4月25日の将棋対局結果
◆第35期女流王位戦五番勝負第1局
・福間香奈女流王位(五冠・先・1勝)vs●加藤桃子女流四段(1敗)
※対戦成績は福間女流王位が 40 39勝13敗と大きくリードしています。タイトル戦は福間女流が71回登場して57回タイトルを獲得(歴代1位)で獲得率.8028。加藤桃子女流は21回登場して9回のタイトル獲得で獲得率.4286。女流王位は福間女流が3連覇を含み通算9期、現在5連覇中。加藤桃子女流は挑戦1回で獲得無し。タイトル戦での対戦成績も福間女流が10勝2敗で大きくリード。
※福間女流が優勢に指し進め中盤の攻め合いで一時形勢逆転のムードも漂いましたが福間女流が立て直して
緒戦を制しました。
(1)第37期竜王戦3組昇級者決定戦
・Aブロック1回戦
①〇佐々木慎七段(先)vs●黒沢怜生六段
※勝った佐々木慎七段は2回戦で鈴木大介九段と対戦、敗れた黒沢六段は4組に降級となります。
・Bブロック2回戦
②〇及川拓馬七段vs●金井恒太六段(先)
※勝った及川七段は準決勝進出で澤田真吾七段vs佐々木大地七段戦の勝者と対戦します。
(2)第37期竜王戦6組ランキング戦5回戦
③〇古森悠太五段(先)vs●谷合廣紀四段
※勝った古森五段は準決勝進出で藤本渚五段と対戦、敗れた谷合四段は昇級者決定戦に回ります。
(3)第65期王位戦決定挑戦者決定リーグ戦紅組3回戦
④●石井健太郎七段vs〇藤本渚五段
※超新星・藤本五段が豊島将之九段を破る金星を挙げて2勝1敗で佐々木大地七段、斎藤慎太郎八段と並んで紅組優勝争いに加わって来ました。白組はレジェンド揃いですがあまり調子の良いレジェンドが居ないので藤本五段が紅組優勝となると挑戦権獲得の可能性が大きくなります。
※藤本五段が見事3勝一番乗りで初参戦、18歳でのリーグ優勝の期待が高まって来ました。最終戦の対斎藤慎太郎八段戦が大勝負で勝てばプレーオフ以上となります。
(4)第72期王座戦挑戦者決定トーナメント1回戦
⑤羽生善治九段vs佐藤康光九段
※レジェンド同士の対戦は169回目。中原誠16世名人vs米長邦雄九段戦の187回に次いで羽生善治九段vs谷川浩司17世名人戦の168回と並んで歴代第2位、本局で単独2位となります。対戦成績は羽生九段が113勝55敗と大きくリードしていますが直近10戦でも8勝2敗、羽生九段が6連勝中と差が広がっています。羽生九段はタイトル獲得通算99期ですが王座は最多で19連覇を含む通算26期。27期目の王座獲得とタイトル獲得通算100期の大金字塔を目指す初戦となります。
※入玉を目指す羽生九段でしたが佐藤康九段が94手目▽1二飛と打って詰めろを掛ければ勝ちであったところ▽4一角打ちと王手を掛けたため100%勝利から9%に大逆転。羽生九段が九死に一生で歴代単独2位となった記念すべき169回目の対戦で勝利を収めました。佐藤康光九段は最近の対羽生九段戦で必勝から逆転負けを喫する対局が目立っています。羽生九段は2回戦で糸谷哲朗八段vs千田翔太八段戦の勝者と対戦します。
(5)第74期王将戦伊越智雄次予選
・1組3回戦
⑥〇野月浩貴八段(先)vs●村中秀史七段
※勝った野月八段は準決勝進出で屋敷伸之九段と対戦します。
・7組準決勝
⑦〇服部慎一郎六段vs●石川優太五段(先)
※勝った服部六段は決勝進出で古森悠太五段vs森本才跳四段戦の勝者と対戦します。
(6)第32期銀河戦Bブロック5回戦
⑧佐藤和俊七段vs古賀悠聖六段
※勝った佐藤和七段は6回戦で伊藤匠七段と対戦します。
◆将棋連盟 棋士別成績一覧(レーティング)