4月10日の将棋対局結果(2024.4.11) | 東京の四季(庭園&公園)のブログ

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◆4月10日の将棋対局結果

 

(1)第82期名人戦七番勝負第1局1日目

 ※藤井聡太名人(竜王・八冠)は第71期王座戦で王座を奪取して八冠全冠制覇を達成。その後、竜王、王将、棋王と防衛して4月7日から第9期叡王戦が開幕し第1局に勝利。続いての名人戦。名人戦が終れば第95期棋聖戦、第65期王位戦、第72期王座戦、第37期竜王戦とタイトル戦の連続で2024年度を戦うことになります。タイトル戦は無敗の21連勝中で連勝を何処まで伸ばし、八冠をこの先何処まで保持し続けるかが見所の1年になりそうです。

 ※私の予想としては番勝負で藤井八冠に勝ち越すのは至難の業と思え、藤井八冠の一角を崩すのは藤本渚五段と睨んでいるのですが、藤本五段が今年度中に挑戦者に躍り出るかどうか?目下の情勢としては伊藤匠七段の実力が抜きんでていていると思われますが、伊藤匠七段と言えども名人戦を除く7つで挑戦者になるともも思えず、藤本五段が挑戦者になる可能性は無きにしもあらずですが初挑戦で藤井八冠からタイトルを奪取出来るとも思わず今年度中は藤井八冠が八冠を保ち続けそうに思え、面白くなるのは来年の2025年度になるだろうと観ております。

 ※さて、第82期名人戦。豊島将之九段は毎年上半期の成績が良く、2023年度も上半期は14勝5敗、勝率.737でしたが下半期は10勝15敗、勝率.400と酷い落ち込みになりましたがA級順位戦では出だしの6連勝の貯金を辛うじて守って挑戦権獲得。通常の対局は勝敗を度外視して打倒藤井の秘策を模索に全力を費やしていとも考えられますので第1局の出来栄えでシリーズの結果が見えて来そうに思えます。

①藤井聡太名人(竜王・八冠)vs豊島将之九段

 ※対局は午前9時に開始されて藤井聡太名人が先手番を引き16手まで進んで横歩取りになるか相掛かりになるか、という状況。藤井名人が変化球を投じて豊島九段の幻惑を誘う構え。

 ※2日目は105手まで進んで終盤へ入って藤井聡太名人苦戦。

 

(2)第37期竜王戦1組ランキング戦準決勝

②〇佐藤康光九段(先)vs●伊藤匠七段

 ※伊藤匠七段は順調に準決勝まで勝ち上がって調子に崩れはなさそう。佐藤康光九段は難敵を撃破しての準決勝進出で見事。百戦錬磨のレジェントですから伊藤匠七段も侮れません。

 ※伊藤匠七段が優勢を築いたものの中盤の揉み合いで伊藤匠七段に失着が出て形勢逆転。佐藤康光九段が持ち前の怪力で絶好調を続けている伊藤匠七段を捻じ伏せました。勝った佐藤康光九段は久々の決勝進出で久保利明九段vs山崎隆之八段戦の勝者と対戦します。敗れた伊藤匠七段は出場者(3位)決定戦に回って久保利明九段vs山崎隆之八段戦の敗者と対戦します。

 

(3)第37期竜王戦3組昇級者決定戦Bブロック1回戦

③〇佐々木大地七段(先)vs●大橋貴洸七段

 ※タイトル戦挑戦権争いの常連同士の対戦ですが佐々木大地七段は昨年棋聖戦、王位戦と連続して挑戦権を獲得しましたが大橋七段はまだタイトル挑戦まで手が届いておりません。両者は4月3日に第95期棋聖戦本戦2回戦で対戦したばかり。佐々木大地七段が勝って対戦成績は3勝1敗で佐々木大地七段がリード。

 ※勝った佐々木大地七段は2回戦で澤田真吾七段と対戦、敗れた大橋七段は4組に降級となります。

 

(4)第37期竜王戦5組昇級者決定戦Bブロック1回戦

④◯阿部隆九段vs●伊奈祐介七段(先)

 ※勝った阿部隆九段は2回戦で真田圭一八段と対戦、敗れた伊奈七段は残留者決定戦に回ります。

 

(5)第65期王位戦挑戦者決定リーグ戦白組2回戦

⑤●飯島栄治八段vs〇西川和宏六段

 ※家賃が高過ぎる感じで苦戦の二人。敗者は全敗で終る可能性が高くなります。

 ※西川六段が勝って嬉しい?1勝目。

 

(6)第74期王将戦一次予選8組3回戦

⑥〇山崎隆之八段vs●安用寺孝功七段(先)

 ※勝った山崎八段は準決勝進出で齋藤裕也四段と対戦します。

 

⑦●山本真也六段vs〇西田拓也五段(先)

 ※勝った西田五段は準決勝進出で古賀悠聖六段vs井田明宏四段戦の勝者と対戦します。

 

◆将棋連盟 棋士別成績一覧(レーティング)