4月9日の将棋対局結果(2024.4.10) | 東京の四季(庭園&公園)のブログ

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◆4月9日の将棋対局結果

 

◆第17回マイナビ女子オープン五番勝負第1局

・〇西山朋佳女王(三冠・先・1勝)vs●大島綾華女流二段(1敗)

 ※大島綾華女流二段は2003年1月生まれの21歳。2021年5月18歳でプロ入り。女流初段で参加した第17期マイナビ女子オープン本戦トーナメント2回戦で福間加奈清麗(五冠)を破り、準決勝では加藤桃子女流四段を、決勝では北村桂香女流ニ段を破って挑戦権獲得。女流二段に昇段。初のタイトル挑戦となります。女流将棋界は長らく福間加奈x西山朋佳の2強時代が続いていますが一回り以上若い世代が台頭して来て面白くなりそうです。優勝賞金は500万円、準優勝は150万円。大島女流は本戦1回戦から決勝まで4局指して105万円の勝ち星料を獲得しています。両者の対戦は2戦目。初手合わせでは西山女王が貫録を見せて勝っています。

 ※初のタイトル挑戦で大島女流に気負いが有ったか?西山女流が危なげなく緒戦を制しました。

 

(1)第37期竜王戦1組出場者(4位)決定戦

①〇森内俊之九段(先)vs●渡辺明九段

 ※渡辺明九段は藤井聡太竜王(八冠)に棋聖、名人、棋王を奪われて無冠に転落して以来、高性能パソコンを導入して現代AI将棋適応を模索しているようですが成果はまだ先のようで2023年度は22勝25敗と負け越しで終わりました。この人が絶不調から抜け出して名人を獲得し3連覇を果たした頃までの強さは天下無双を思わせるものがあったので早期の復調を願わずにはいられません。私としては大山康晴15世名人が中原誠16世名人が誰かにタイトルを奪われると大山15世が喜んで?そのタイトルを獲りに行った姿を渡辺明九段に重ねて期待しているところですが藤井竜王が当分敗けそうもないので、そういう場面が観られる可能性は少なそうです。

 ※渡辺明九段は冴えなく逆転負けで敗退。勝った森内九段は決勝で広瀬章人九段と対戦します。

 

(2)第37期4組昇級者決定戦1回戦

②●野月浩貴八段vs〇佐藤紳哉七段(先)

 ※勝った佐藤紳哉七段は2回戦で折田祥吾五段と対戦、敗れた野月八段は残留者決定戦に回ります。

 

(3)第37期竜王戦5組ランキング戦3回戦

③〇斎藤明日斗五段vs●高田明浩四段(先)

 ※3期でC級1組に昇級し斎藤明日斗五段に追い付いた高田五段(21歳)。レート差はまだ92点ありますが差を詰めて同学年の伊藤匠七段に迫って行って欲しいものです。

 ※勝った齋藤明日斗五段は準決勝進出で中川大輔八段vs西尾明七段戦の勝者と対戦します。

 

(4)第50期棋王戦予選4組3回戦

④〇島朗九段(先)vs●真田圭一八段

 ※勝った島九段は準決勝進出で行方尚史九段vs小山直希四段戦の勝者と対戦します。

 

(5)第74期王将戦一次予選1組3回戦

⑤●佐々木慎七段(先)vs〇伊藤真吾六段

 ※勝った伊藤真吾六段は準決勝進出で田村庸介七段vs本田奎六段戦の勝者と対戦します。

 

(6)第32期銀河戦Eブロック4回戦

⑥●佐藤秀司八段vs〇梶浦宏孝七段(先)

 ※勝った梶浦七段は5回戦で坂口悟六段と対戦します。

 

◆将棋連盟 棋士別成績一覧(レーティング)