藤本渚四段の今年度成績(2024.3.10) | 東京の四季(庭園&公園)のブログ

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◆藤本渚四段の今年度成績

 

◆中原誠16世名人が六段時代の1967年に記録した歴代最高勝率.8545(47勝8敗)を57年ぶりに更新するかと思われた藤本渚四段でしたが、1月15日の第9期叡王戦本戦(挑戦者決定トーナメント)1回戦で本田奎六段に敗れたのに続いて3月8日の第65期王位戦挑戦者決定リーグ戦紅組2回戦で佐々木大地七段に敗れて今年度46勝9敗となって勝率は.8363。今年度の残りの対局は5局前後で、仮に6局として全勝しても52勝9敗、勝率.8525で僅かに及びません。7局有ったとすれば53勝9敗で勝率は.8548となり0.003上回って更新達成となるのですが7局目は先ず無いでしょう。

◆7局目が有るとすれば2月中旬に行われた第74回NHK杯予選で対局が3局有り、3月12日に予定されている第82期順位戦C級2組最終11回戦(対山本博志戦・勝てばC級1組に昇級)、第50期棋王戦予選3回戦、第72期王座戦二次予選2回戦、第37期竜王戦6組ランキング戦4回戦まで組まれれば7局になりますが3月13日以降19日間で将棋連盟が7局押し込むかどうか?なお、第65期王位戦挑戦者決定リーグ戦3回戦も押し込もうと思えば可能な対局で最大8局までということになりましょうか。いずれにしても何処かで10敗目を喫すればゲームセットになるので将棋連盟も無理はしないのではないかと思います。

◆本日放送された第73回NHK杯将棋トーナメント準決勝第2局で藤井聡太竜王(八冠)が羽生善治九段の寄せをギリギリ交わして勝って決勝進出を決めました。これで藤井竜王の今年度成績は45勝7敗、勝率.8654となりました。残された対局はNHK杯の決勝戦(対佐々木勇気八段戦)と第49期棋王戦の第4局となり、NHK杯で優勝し、棋王戦第4局に勝って3-0-1持将棋でタイトル防衛に成功すれば47勝7敗、勝率.8704というとてつもない勝率を記録して歴史的記録更新となります。しかし、NHK杯決勝で敗れると46勝8敗、勝率.8519で達成ならず。NHK杯優勝で棋王戦第4局で敗れ、第5局で勝ったとすると47勝8敗、中原誠16世名人のと同じ勝敗となってタイ記録になるという状況になりました。NHK杯で優勝出来るかどうかが勝負となります。

【藤本渚四段の今年度成績(対戦相手のレート別)】

【藤本渚四段の今年度成績(棋戦別)】