1月28日の将棋対局結果(2024.1.29) | 東京の四季(庭園&公園)のブログ

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◆1月28日の将棋対局結果

 

(1)第73期王将戦七番勝負第3局2日目

①●菅井竜也八段(先・3敗)vs〇藤井聡太王将(八冠・3勝)

 ※1日目は菅井八段が向飛車を採用。今回は穴熊に組まず小競り合いが始まって44手まで進行。手数は少ないながら既に終盤の入口の気配が漂って菅井八段が45手目を封じて1日目が終了しました。消費時間は菅井八段が4時間10分、藤井聡太王将が3時間29分。菅井八段の苦心ぶりが伺えるような時間の使い方です。AIは藤井王将優勢の見立てですが素人目には飛車の取り合いになると菅井八段に逆転の目が出て来そうに思えます。菅井八段の封じ手が楽しみです。

 ※第1局は藤井王将が完勝。第2局は1日目で菅井八段に失着が有って菅井八段が2日目に入っても立ち直れずアッサリ投了。藤井王将の振飛車対策に磨きが掛かってきたように見えますが菅井八段の巻き返しがあるか? 

 ※1日目は短手数ながら小競り合いが始まって急戦模様になり45手目を菅井八段が封じて終了。藤井王将が作戦勝ちしたか幾分優勢に立ったように見えました。2日目は藤井王将が8筋にと金を作れば菅井八段は藤井王将の飛車を封じ込めて逆襲を狙いましたが藤井竜王の攻めが調子良く繋がって優勢を徐々に拡大。菅井八段に反撃を許さず第1局、第2局に続いて完勝で3連勝。王将戦3連覇、タイトル戦史上最高の20連勝にあと1勝としました。第4局は2月7日・8日に東京都立川市の「オーベルジュときと」にて行われます。藤井王将は銀河戦決勝で丸山忠久九段に敗れた後8連勝(中間にNHK杯あり)と体制を立て直して年度末へ向かいます。判明している成績は39勝6敗、勝率.8667。

◆歴代最高勝率.8545を超える条件は7敗なら42勝以上、8敗なら48勝以上となります。王将戦、棋王戦はあと4勝が上限となり、朝日杯は上限が2勝、NHK杯は上限が3勝で勝ち数の上限は⁺9勝で48勝。トーナメントの朝日杯、NHK杯で敗れると勝数が減ってしまいますから7敗が限度。と、いうことは朝日杯かNHK杯のどちらかは優勝する必要があるということになります。言い換えると朝日杯かNHK杯のどちらかで敗れると王将戦、棋王戦では敗けられなくなるということです。8敗になると朝日杯優勝で2勝、NHK杯優勝で3勝、王将戦、棋王戦防衛で4勝が必要。と、言っても全勝する必要は無くタイトル戦で2敗まで許されるということです。朝日杯準決勝は糸谷哲朗八段とは7戦敗け無しなので勝つ確率が高く、決勝は永瀬拓矢九段vs西田拓也五段戦の勝者と対戦となり永瀬九段が勝ち上がると簡単には勝てない相手。NHK杯は準々決勝が伊藤匠七段、準決勝が羽生善治九段vs中村太地八段戦の勝者、決勝が八代弥七段vs増田康宏七段戦の勝者と佐藤天彦九段vs佐々木勇気八段戦の勝者の対戦の勝者という組み合わせで両方とも優勝する可能性は大いにありますが早指し戦なの1手間違えると即敗北となりやすいので難しい問題はありますが片方は優勝するのではないかと思いたいところです。

 

 ※オーベルジュ ( 仏: Auberge )とは、主に郊外や地方にある宿泊設備を備えた レストラン である。 歴史 発祥の フランス におけるオーベルジュの歴史は 中世 まで遡るとも言われるが、 1900年 に創刊された ミシュラン・ガイド が星による レストラン の格付けを 1926年 から始め、 自動車 が普及するようになると地方にあるオーベルジュも注目されるようになった。 オーベルジュとは直訳すると” 旅籠 ”で、”郷土料理を提供するレストラン付きのホテル”を意味するフランス語である。(ウィキペディアより)

 ※朝食付き2名税込み210,750円~、食事は10品で31,625円、14品で63,250円とありますから桁外れの高級旅籠ということになりそうです。

 

(2)第73回NHK杯将棋トーナメント3回戦

②〇佐々木勇気八段vs●古森悠太五段(先)

 ※佐々木勇気八段がA級棋士の実力を見せ付け4回戦進出。佐藤天彦九段と対戦します。

 

◆将棋連盟 棋士別成績一覧(レーティング)