12月26日の将棋対局は12局(2023.12.27) | 東京の四季(庭園&公園)のブログ

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◆12月26日の将棋対局は12局

 

(1)第37期竜王戦1組ランキング戦1回戦

①山崎隆之八段vs松尾歩八段

 ※山崎隆之八段(42歳)は1998年4月17歳でプロ入り。A級に2期在籍。松尾歩八段(43歳)は1999年4月19歳でプロ入り。第68期かB級ら1組に根を張って「鬼の棲家の番人」と呼ばれていましたが13期目の第80期(2021年度)でB級2組に降級となりました。1歳違いの両者はB級1組で山崎八段がA級に在籍した2期と松尾八段がB級2組に落ちた2期を除いてB級1組での対戦12戦を含めて24戦して山崎13勝、松尾11勝と拮抗しています。勝者は2回戦で森内俊之九段と対戦、敗者は出場者(5位)決定戦に回って稲葉陽八段と対戦します。

 

②渡辺明九段vs丸山忠久九段

 ※11月1日に収録された第31期銀河戦決勝で見事藤井聡太前銀河(八冠)を破って初優勝を遂げた丸山九段。名人2期在籍の羽生世代健在を見せ付けました。渡辺明九段は名人を失って充電中の様子。両者の対戦は33戦して渡辺明20勝、丸山13勝、直近でも3勝2敗で渡辺明九段がリードしています。勝者は2回戦で久保利明九段と対戦、敗者は出場者(5位)決定戦に回って羽生善治九段と対戦します。

 

(2)第37期竜王戦5組ランキング戦1回戦

③出口若武六段vs井田明宏四段

 ※勝者は2回戦で小林裕士七段と対戦、敗者は昇級者決定戦に回って阪口悟六段と対戦します。

 

(3)第37期竜王戦6組ランキング戦

・1回戦

④山下数毅三段vs小林康太郎アマ

 ※勝者は2回戦で浦野真彦八段と対戦します。両者共昇級者決定戦の出場資格が無いため敗者は敗退となります。

 

・2回戦

⑤松本佳介七段vs高野秀行六段

 ※勝者は3回戦で佐藤秀司八段vs岡部怜央四段戦の勝者と対戦、敗者は昇級者決定戦に回って同戦の敗者と対戦します。

 

(4)第65期王位戦予選3組決勝

⑥佐藤天彦九段vs八代弥七段

 ※レートでは八代七段が31点差を付けて上位に立っています。八代七段が今年度31勝7敗、勝率.817、5連勝中と絶好調であるのに対し、佐藤天九段は現在改造中の様子で低迷していますが直近3連勝で12勝10敗と上向きの気配。対戦は意外に少なく3戦して佐藤天九段が2勝1敗。勝者は挑戦者決定リーグ戦入り。

 

(5)第72期王座戦一次予選

・ハ組3回戦

⑦伊藤真吾六段vs田中悠一六段(10月12日六段に昇段・38歳)

 ※勝者は準決勝進出で門倉啓太五段と対戦します。

 

・二組3回戦

⑧矢倉規広vs藤本渚四段

 ※藤井聡太八冠が銀河戦決勝で丸山忠久九段に敗れて33勝6敗となり勝率を.846に落としたため35勝6敗の藤本四段が.854で勝率部門の首位に立ちました。本局も勝ちそうで36勝6敗となれば.8571となって歴代最高勝率.8545を上回ります。勝者は準決勝進出で今泉健司五段vs高田明浩四段戦の勝者と対戦します。

 

・ホ組2回戦

⑨都成竜馬七段vs里見香奈女流四冠

 ※勝者は3回戦で井田明宏四段と対戦します。

 

(6)第49期棋王戦挑戦者決定ニ番勝負第2局

➉広瀬章人九段(1勝1敗)vs伊藤匠七段(1敗1勝)

 ※藤井聡太棋王(八冠)への挑戦者が決まる注目の一戦。過去の対戦は今年7月5日の第36期竜王戦本戦3回戦が初手合わせで後手番の伊藤匠九段が〇、2戦目は11月16日の第49期棋王戦本戦準決勝で先手番の広瀬九段が〇、3戦目は12月21日の第49期棋王戦挑戦者決定戦二番勝負第1局で後手番の伊藤匠七段が〇。現在の調子と後手番で1つ勝ち越している伊藤匠七段が幾分有利と観たくなります。伊藤匠七段が竜王戦に続いて挑戦者になると伊藤匠七段が打倒藤井聡太八冠の一番手に立つことになりそうです。

 

(7)第95期棋聖戦二次予選

・7組1回戦

⑪横山泰明七段vs戸辺誠七段

 ※勝者は準決勝進出で森内俊之九段と対戦します。

・12組準決勝

⑫杉本昌隆八段vs西田拓也五段

 ※勝者は決勝で斎藤慎太郎八段と対戦します。

 

◆将棋連盟 棋士別成績一覧(レーティング)