10月18日の将棋対局は銀河戦Cブロック1局のみ(2022.10.18) | 東京の四季(庭園&公園)のブログ

東京の四季(庭園&公園)のブログ

皇居東御苑・新宿御苑・都立庭園その他東京近郊の庭園・公園を眺め歩きます。また藤井聡太七段を中心に将棋界の動向も

◆10月18日の将棋対局は

 銀河戦Cブロック1局のみ

 

◆昨日は棋王戦挑戦者決定トーナメント4回戦があり、六冠を目指す藤井聡太竜王が豊島将之九段の急襲を受け止めて凌ぎ切りベスト4入りを果たしました。最大の関門を突破したことで渡辺明棋王への挑戦権獲得の可能性は一段と高まって藤井ファンは元よりマスコミも浮き立って盛り上がりを感じさせるようになりました。棋王戦挑戦権獲得成るか否かは12月上旬に決まり、棋王戦五番勝負の第3局以降は来年3月。

◆次々と最年少記録を更新して必然的に記録の対象が先細りしてタイトルを防衛したくらいでは大した話題にならなくなりつつある中で「最年少六冠」は今年度最大の目玉商品となっていることは議論の余地がないところでありましょう。「最年少六冠」が達成されるかどうかという直前には「史上最年少名人」へのステップである順位戦A級の8回戦が2月1日、最終9回戦が3月2日に予定されていて「名人挑戦権」の行方が決まるという日程になっています。と、いうことで来年の2月、3月は藤井聡太竜王が日本中の注目を一身に集めることになりそうです。

◆さすれば藤井聡太竜王の標的であるタイトルを保有する渡辺明名人・棋王としては来年6月には無冠に転落する可能性があり棋士生命を賭けた迎撃戦になることでありましょう。過去に藤井竜王と戦ったタイトル戦では2020年度の第91期棋聖戦で1-3で敗れてタイトルを失い、リターンマッチとなった2021年度の第92期では0-3で敗退、更に第71期王将戦では0-4で失冠と、圧倒的に劣勢であるだけに渡辺名人・棋王としては打倒藤井の秘策を捻出することに血道を上げているであろうことは想像に難くありません。渡辺名人の今年度、名人を防衛した後の戦績を観ると3勝5敗。これは調子落ちではなく、藤井竜王攻略を模索する試みの中での結果と観たくなるところで、藤井竜王に易々と棋王、名人を獲られてしまうと奪回することは不可能に近くなりそうに思えますので正にタイトルホルダーとして生き残れるかどうかの瀬戸際に立たされた渡辺名人の年内の対局には大いに注目したいと思います。

 

(1)第30期銀河戦Cブロック11回戦

①渡辺明名人・棋王vs阿久津主税八段

 ※過去の対戦は渡辺名人が6戦全勝。勝者は決勝トーナメント進出。もう1人の決勝トーナメント出場枠は5人抜きの渡辺和史五段。本局の収録は7月13日。

◆将棋連盟 棋士別成績一覧(レーティング)