◆6月14日の将棋対局結果
(1)第35期竜王戦6組昇級者決定戦Bブロック4回戦
①〇佐藤秀司八段(先)vs●谷合廣紀四段
※勝った佐藤秀司八段は5回戦で古森悠太五段と対戦します。
(2)第81期順位戦C級1組1回戦
※前期(第80期)は飯島栄治八段(42歳)、及川拓馬七段(34歳)、大橋貴洸六段(29歳)の3名がB級2組へ昇級してー3名、森下卓九段(55歳)、豊川孝弘七段(55歳)、田村庸介七段(46歳)、佐藤秀司八段(54歳)の4名がC級2組へ降級となり-4名、都合7名減。B級2組から降級となったのが窪田義行七段(49歳)、飯塚祐紀七段(52歳)の2名で+2名。C級2組から上がって来たのが渡辺和史五段(27歳)、西田拓也五段(30歳)、伊藤匠五段(19歳)の3名で+3名、都合5名増で今期は2名減って33名で戦われます。藤井聡太竜王が頭ハネを食って昇級を逃がした第77期は昇級者が2名であったので39名が在籍していましたが第78期から昇級者が3名になって少し風通しが良くなりました。
※抜け番は三枚堂達也七段(28歳25位)。
※昇級候補は20歳代の若手になりそうで30歳になった石井健太郎六段は有利な位置を活かして昇級を決められるか勝負の年になりそうです。出口若武六段、黒田堯之五段も大いにチャンス有りですがC級2組から上がって来た渡辺和史五段、西田拓也五段、伊藤匠五段の3名が勢いに乗っていると共に対戦相手が比較的楽に見えるのに対して上位の石井、出口、黒田の3名は直接対決で星の潰し合いが生ずる可能性が有り厳しい環境に置かれたように見えます。上位は2敗が限度、下位は1敗が限度と思われ昇級候補者同士の直接対決がキーポイントになりそうです。
➁●阪口悟六段(43歳6位)vs〇飯塚祐紀七段(53歳1位)
③〇佐藤和俊七段(43歳20位)vs●窪田義行七段(50歳2位)
④〇石井健太郎六段(30歳3位)vs●高野秀行六段(49歳27位)
⑤〇千葉幸生七段(43歳16位)vs●片上大輔七段(40歳4位)
⑥〇西田拓也五段(30歳29位)vs●高橋道雄九段(62歳5位)
⑦〇宮本広志五段(36歳13位)vs●門倉啓太五段(35歳7位)
⑧●日浦市郎八段(56歳19位)vs〇黒田堯之五段(25歳8位)
⑨●真田圭一八段(49歳24位)vs〇出口若武六段(27歳9位)
⑩〇宮田敦史七段(41歳13位)vs●船江恒平六段(35歳10位)
⑪●村田顕弘六段(35歳18位)vs〇都成竜馬七段(32歳11位)
⑫〇伊藤匠五段(19歳30位)vs●野月浩貴八段(48歳14位)
⑬〇青嶋未来六段(27歳17位)vs●畠山成幸八段(53歳15位)
⑭●金井恒太六段(36歳33位)vs〇古森悠太五段(26歳21位)
⑮●先崎学九段(51歳31位)vs〇西尾明七段(42歳22位)
⑯〇阿部健治郎七段(33歳23位)vs●平藤真吾七段(58歳32位)
⑰〇渡辺和史五段(27歳28位)vs●北島忠雄七段(56歳26位)
※若手の上昇力がベテランを上回った感じの1回戦でした。私が昇級候補と見た6名は全員白星発進。あと青嶋未来六段もプロ入り8年度目であまり目立ちませんが27歳なので30歳までにどこまで昇級出来るか注目しましょう。
(3)第30期銀河戦Gブロック6回戦
⑱〇佐々木大地七段vs●平藤真吾七段(先)
※佐々木大地七段は勝つと4人抜きとなり決勝トーナメント進出の可能性が濃厚になります。
※佐々木大地七段が勝って4人抜き。7回戦で高見泰地七段と対戦します。高見泰地七段が4人抜きしなければ佐々木大地七段が決勝トーナメント進出となります。
◆将棋連盟 棋士別成績一覧(レーティング)
※佐々木大地七段は今期12勝2敗、勝率.857と好調で斉藤慎太郎八段を抜いて堂々の第5位。いい加減にC級2組を卒業して欲しいものです。