糸谷八段勝って残留を決め木村九段無念の降級・A級最終戦(2020.2.27) | 東京の四季(庭園&公園)のブログ

東京の四季(庭園&公園)のブログ

皇居東御苑・新宿御苑・都立庭園その他東京近郊の庭園・公園を眺め歩きます。また藤井聡太七段を中心に将棋界の動向も

糸谷八段勝って残留を決め木村九段無念の降級・A級最終戦
◆首の皮一枚残して天命を待っていた木村一基九段でしたが糸谷哲郎八段(先)vs久保利明九段戦はAIの形勢判断に読み違いが有ったようで久保九段がAIの推奨する手を指したものの形勢逆転には至らず、その後AIが読み外した糸谷八段の決め手があったと思われ粘りに粘った久保九段も投了の止むなきに至り糸谷八段が勝って4勝5敗とし、降級争いの3名が揃って勝って4勝5敗の成績で並んだものの番付の順位が下位の木村九段残留ならず再び元の棲家のB級1組へ逆戻りとなりました。
◆今期は渡辺明三冠が9戦全勝であったことから2位以下は混戦となり、2位、3位は広瀬章人八段の5勝4敗(番付3位)、現在対局中の佐藤康光九段(先・5位・4勝4敗)vs羽生善治九段(2位・4勝4敗)の勝者が現在の番付順位に従うことになります。通常4勝5敗は残留出来る成績なのですが渡辺三冠の独走以外は星の潰し合いとなって珍しい降級劇となりました。過去には3勝6敗でも残留出来た事例が沢山ありました。残った佐藤(康)九段vs羽生九段戦は佐藤(康)九段がやや優勢ですが123手目に佐藤(康)九段に悪手が出たようで形勢が一挙に逆転した模様です。しかし、まだまだ続きそう。