丸山九段A級稲葉八段に敗れ準決勝進出ならず・NHK杯(2020.2.23) | 東京の四季(庭園&公園)のブログ

東京の四季(庭園&公園)のブログ

皇居東御苑・新宿御苑・都立庭園その他東京近郊の庭園・公園を眺め歩きます。また藤井聡太七段を中心に将棋界の動向も

丸山九段A級稲葉八段に敗れ準決勝進出ならず・NHK杯
◆本日2月23日に放送された「第69回NHK杯将棋トーナメント準々決勝・稲葉陽八段(先)vs丸山忠久九段戦」は現役A級の稲葉八段が勝って準決勝に進出しました。準決勝の対戦相手は斎藤慎太郎八段になります。
◆2012年に連続14期在籍したA級から陥落してからは下降線を辿っているように見えた丸山九段ですが今年度に入ってから全盛期を思わせる活躍を見せています。NHK杯では前期準決勝まで駒を進めましたが羽生九段に敗れて決勝進出ならず。この年のベスト4は両者と森内俊之九段と郷田真隆九段で所謂「羽生世代」が占めて「同窓会」と話題になりました。今年は「羽生世代」でベスト8まで進んだのは丸山九段のみで2年連続ベスト4なるかという一戦でしたが現役A級の稲葉八段に軍配が上がってベスト4入りはならず。なお、丸山九段は順位戦ではB級2組まで下がっていましたが今期は最終戦を待たずにB級1組復帰を果たしています。
◆勝った稲葉八段は本日「第33期竜王戦1組ランキング戦・2回戦(準々決勝)」で佐藤天彦九段と対戦中です。稲葉八段はA級初参加の第75期(2017年)で優勝し佐藤天彦名人に挑戦しましたが2勝4敗で敗退。当時佐藤名人29歳、稲葉八段28歳で20代同士の名人戦は1996年の羽生善治名人vs森内俊之八段以来21年ぶりのことでした。両者の対戦成績は佐藤名人が8勝2敗と大きくリードしています。稲葉ファンは1日で2局楽しめて良い天皇誕生日の休日になることでしょう。勝者はベスト4入りで準決勝の対戦相手は「羽生善治九段vs佐藤康光九段戦」の勝者になります。