○肢体不自由者の歩行の介助
人間生活において歩行(移動)は
食事・排泄・清潔・衣類の着脱などの
基本的欲求を満たし自立していくために
欠くことのできない役割を果たしている。
さらに
散歩など外出が可能になれば
行動範囲も広がり、気分転換にもなる。
1)事前の確認
①利用者様の身体状況(障害の部位と状態)を把握しておく。加齢に伴う障害でなく、脳血管障害の場合はリハビリテーションのどの時期にあたるのか、目標がどこかを確認しておく。
②利用者様が装着している補装具を確認し、その補装具の機能等を理解しておく。
③補助具等の安全性を点検する。特に杖や歩行器の先についているゴムがすり減っていると滑りやすいので、早めに新しいものと取り換える。
2)実施時の確認
①利用者様の歩行パターンを知り、それに合った助言・介助を行う。
②常に歩行の妨げとなる物品を整理する。電気のコードや敷居、本の角など、ちょっとしたものにつまずいて転ぶこともある。
③歩行に適した動きやすい服装に着替える。
④表情の観察・声掛けなどにより健康状態を把握し、疲れたようであれば休憩する。
3)事後の確認
①利用者様の健康状態を観察し、必要であれば横になって休憩する。また、汗をかいている場合は着替える。
②利用者様の歩行パターンや補助具の種類などにより、室内を改善すべきところがあれば助言する。
③より移動しやすい、または自立をうながせる補助具等があれば助言する。
○介護のポイントと留意点
①自力で歩行可能な場合は、介護の先取りをせず、必要なときにだけ手をかすほうが良い。また、歩く機会を増やすよう心掛ける。
②利用者様の動こうとする気力を触発し、励ます。
③恐怖感・不安感を与えないよう、適切な助言を与え、体勢を崩したときにはすぐ支えられる距離を保って付き添う。
○杖による歩行
歩行バランスが不安定な場合の移動方法の1つ。
杖の選択や歩行の指導は医師・理学療法士が行う。
屋内・屋外ともに使用できるが、不整地での歩行には十分注意する。
また
移動が長距離になる場合は、車椅子などを使う。
最も大切な介助のポイントは、麻痺側に立つコト。
麻痺側は遊脚期(足が地についていない状態)が長く不安定だから。
1)杖歩行のパターン
3点歩行・・・杖→患側→健側 (歩行の順番) 安定派
2点歩行・・・杖・患側→健側 (歩行の順番) スピード派
*階段を登る時は健側から !!!
「行きは良い良い(健側)
帰りは怖い(患側)」
感じたコト・・・
普段、何気なく歩いていたコトが
本当は大変なコトなんだと思った・・・
歩けるコトに感謝しつつ
歩行のサポートの為にも
知識は必要である・・・
